既存の教材を『参照枠』に落とし込む。(その1)

『日本語教育の参照枠』(以下、『参照枠』)
 https://00m.in/nMZtU

に沿ったカリキュラムや授業設計を
どうするか。

これは、日本語学校を中心とした
教育現場で今一番の課題ではないかと
思います。

その際、1つの重要なポイントが
教材選定。

ところが、『参照枠』に沿った教材、

そんな都合のいい教材はまだ数える
ほどしかありません。

そもそも教材、特に主教材の製作
には、膨大な時間と労力がかかり
ます。

『参照枠』に沿った主教材、しかも
副教材まで充実したものが出てくる
のは、

もう少し先になるのではないかと
思います。

しかし、それを待つだけでは現場の
変化に追いつけません。

その一方で、従来の教材の中には
優れたものがたくさんあります。

また、

「できれば今まで使ってきた
 教材を引き続き使いたい。」

というのが、現場の教師の本音
でしょう。

であれば、既存の教材を『参照枠』
の観点から見直し、

改めて、

「この教材を通して、学習者に
 どんな能力を身につけて
 ほしかったのか。」

と自問自答してみてはいかが
でしょうか。

そうすることで、手元の教材に
対する見方が変わると同時に、

その教材の新たな価値が見えて
来るかもしれません。

来月、11月28日の

「篠研サロン−教育実践部」
 https://www.kanjifumi.jp/salon_kyouiku/

では、

『日本語教育の参照枠』に沿った初級授業
 −『日本語初級1 大地』の授業研究−

と題して、サロンメンバーが担当した
課ごとに、

バックワードデザインに沿った授業計画を
持ち寄って検討しますが、

その営みは、まさに

「既存教材の新たな価値の創出」

ではないかと考えています。

いずれにしても、このテーマはこれからの
私たちには非常に重要だと思われますので、
数回にわたってお話してみたいと思います。

次回は実際にどのように学習目標を設定するか
について考えます。


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