ChatGPTなら一瞬でルーブリックが作成できる。ただし…。
昨日は、今週末実施の
「篠研サロン−教育実践部」
https://www.kanjifumi.jp/
の資料を作っていました。
次回(2月20日(金))のテーマは、
『日本語教育の参照枠』に沿った中級会話授業
−『新版 ロールプレイで学ぶ 中級から
上級への日本語会話』の授業設計−
です。
今後、「日本語教育の参照枠」に基づいた
認定日本語教育機関認可のカリキュラムが
展開すれば、
Bレベルの「話す(やりとり)」の授業の
重要性が増してくると、私は考えています。
そこで注目しているのが、中級レベルの
ロールプレイ。
中級レベルのロールプレイといえば、
タスク先行型ロールプレイ。
というわけで、今回のサロンの教材では、
『新版 ロールプレイで学ぶ 中級から
上級への日本語会話』
https://amzn.to/4qQBLUA
本教材は、タスク先行型ロールプレイの
先駆者である山内博之先生のご著書。
この分野では、最も信頼できる教材です。
中級レベルの学習者が言いそうな
語用論的誤用をうまくあぶり出すような
タスクが豊富にあります。
このテキストで授業をしていけば、
教師の中級レベルの会話授業力は
間違いなく向上するはずです。
ただ、この教材、課題があります。
それは、「日本語教育の参照枠」に
対応していないということです。
初版が「参照枠」が出る随分前なので、
仕方がないと言えば、仕方がないこと。
なので、当然ながらタスクごとの
ルーブリックもありません。
ちなみに、ルーブリックとは、
学習課題の評価において、「評価の観点
(項目)」と「達成レベル(尺度)」、
およびそれぞれの「具体的な基準(記述)」
を表形式でまとめた評価指標のこと。
「参照枠」にもしっかり書かれている
評価表のことです。
私も、大学の授業でルーブリックを
使った評価をしていますが、
実は、これを1から自分で作成すると
なると、なかなか大変です。
セル1つ1つに、「〜できる」という
Can doを埋め込んでいかなければならない
からです。
おそらく、ここで心が折れて、
「私、会話の授業、苦手。」
と思われている方も多いのではない
でしょうか。
そこで、活用するのが生成AI。
生成AIに作ってもらうのです。
代表的なものがChatGPT。
(通称:チャッピー君)
チャッピー君に投げれば、
ほんの数秒で作成してくれます。
これは本当に楽です(^_^)
ただし、いいルーブリックを作って
もらうためには、コツがあります。
ただ何となく、
「いい感じに作って。」
と言っても、大したものは作って
くれません。
ちゃんと指示しないと、ちゃんとした
ルーブリックを作ってくれないのです。
これはまるで新人の部下と一緒ですね。
で、この指示文のことを「プロンプト」
と言います。
つまり、私たちがチャッピー君に投げる
プロンプトの質が、いいルーブリックを
作る肝になるんですね。
特に今回のような、ちょっと専門性の
高い作業をさせる場合、
ただ単に「〜を作って。」という命令
だけでは、いいものは期待できません。
最初に、ひと手間学習させることが
重要なのです。
では、どのようなプロンプトを作れば
いいルーブリックを作ってくれるのか。
続きは次回に。
