セミの抜け殻状態から指導力アップに反転させる方法。

日本語学校での私の経験を振り返って
みると、

日本語能力試験や進学先の入試が
終わると、

多くの学習者は勉強への集中力が
なくなり、

半ば脱力状態になることがあります。

まあ、それだけ今まで必死で勉強して
きたということでもあるのですが。

日本語教育能力検定試験を受験なさった
皆様も、そのような状態ではないかと
推察(^_^)

とはいえ、学校ではまだ授業が続いて
おり、

期末試験も控えているわけですし、
出席率が下がれば次の在留資格の更新に
影響するわけですから、

なんとか彼らのモティベーションを
引き上げ、

日本語学習に引き戻してあげなければ
なりません。

では、どうするか。

ここで有効なのは、

「彼らの次の進路に関するテーマで
　授業を設計する。」

例えば、大学の工学部に進学予定の
学習者であれば、

自分の専門に関する新聞記事なり、
文章なりをを読ませ、

プレゼン資料を作成させ、発表させる。

そうすることで、彼らに未来を
先取りさせるのです。

そうすると、彼らは喜んで、おもしろ
がって課題に取り組みます。

そりゃ、そうですよね。

やりたいこと、しかも今まで試験勉強
でできなかったことをやるわけですから。

このことは、今の<%%c30%%>さんにも
重なることではないでしょうか。

もし、検定試験が終わって脱力状態、
セミの抜け殻状態(笑)になっていると
したら、

将来の自分を先取りすべく、日本語教師
デビュー後の勉強をしてみるといいで
しょう。

具体的には、現職者向けのセミナーや
勉強会に参加なさることをお勧めします。

そうすれば、脱力状態から抜け出せ、
活力を取り戻せるだけでなく、

未来へのビジョンを描ける契機になるに
違いありません。

そもそも、今までそのような勉強をしたい
ために、検定試験の勉強をしてきたわけ
ですよね。

そして、今まで試験勉強のために、
そうした本来やりたかった勉強を我慢
してきたわけですよね。

篠研では、直近では、以下２つセミナー
の参加者を募集しています。

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　「やさしい日本語」の理論と実践
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「やさしい日本語」は、これからの日本語
教育の大きなキーワード。

多くの日本語教師が、何らかの形で、今後
「やさしい日本語」に関わっていくと思われ
ます。

また、

「組織に縛られず、自由に働きたい。
　フリーランスでやっていきたい。

という方にとって、滝澤先生のセミナーは
まさに【受けないと損】な内容。

日本語学校の時給が2,000円前後の中、
時給5,314円を叩き出すのは尋常ではあり
ません。

このノウハウを知らずに、日本語教育の
荒波に身を投じるのは、あまりに大損。

先ほど、脱力状態の学習者への指導に
ついてお話しましたが、

将来こうした学生にしっかり寄り添った
指導ができるためには、何より自分自身が

「セミの抜け殻状態から抜け出す」

経験をしなければなりません。

そうしないと、この時期の学習者の状況を
肌感覚で理解することができず、安易に、

「最近の学習者はやる気がない。」

と言ってしまうんですね。

だいたいこういうことを安易に口にする
教師ほど、

自分が脱力した時に何もしていない。

自分が見えていないんですねぇ（苦笑）

そう考えれば、試験が終わった10月から
結果発表までの12月は、

指導力を身につける上でも、非常に重要な
時期なのです。

この時期、セミの抜け殻状態で無駄に過ごす
のは、本当にもったいないことなのです。