「言語と教育」出題率70〜84%の内容とは(その2)
前回からの続き。
日本語教員試験の基礎試験では、
「言語と教育」が約3〜4割出題され、
そこから考えると応用試験でも
同程度出題されると考えられます。
ですので、
「言語と教育」を制する者が試験を
制すると言っても過言ではないほど
ですが、
一方で、出題範囲の広さが悩みの種。
どうしたらいいのか。
それは、「言語と教育」の中でも
特に出題頻度の高いテーマから
順に勉強していけばいいのです。
様々なデータから割り出した結果、
日本語教員試験に出題されやすい
「言語と教育」のテーマは以下です。
▼コースデザイン
▼教授法
▼読解指導法
▼会話指導法
▼外国人児童生徒に対する指導法
ここまでが前回の復習。
そして、
第2回は「教授法」。
日本語教員試験と同じ出題範囲
「必須の教育内容」の
日本語教育能力検定試験
では、以下のように教授法について、
頻繁に出題されています。
▼外国語教育・日本語教育の教授法
(H24試験I問題4)
▼外国語教授法・教室活動
(H25試験I問題4)
▼外国語教授法とその日本語教授法
への影響
(H27試験I問題4)
▼コミュニケーション能力
(H28試験I問題4)
こうした教授法は、これ自体よく出題
されるというだけでなく、
次回以降にお話しする技能別指導法や
授業計画をもとに出題される授業実践
問題の土台となる知識を提供するという
点においても非常に重要です。
これらの過去問で問われている内容は
以下の通りです。
◆オーディオ・リンガル法について
◆コミュニカティブ・アプローチに
ついて
◆文法訳読法について
◆サジェストペディアに関連した用語
について
◆CLLについて
◆ナチュラルアプローチで用いられる
シラバスとは?
◆学習者の母語や媒介語を積極的に
活用する教授法とは?
◆オーディ・オリンガル・メソッドと
コミュニカティブ・アプローチとの
比較
◆プロジェクトワークとは?
◆プロセス・ライティングについて
◆ダイレクト・メソッドを改善した
教授法とは?
◆聴解優先の教授法とは?
◆サジェストペディアの特徴とは?
◆オーディオ・リンガル・アプローチの
特徴について
◆コミュニカティブ・アプローチにおける
シラバスの項目例とは?
◆コミュニカティブ・アプローチについて
◆コミュニカティブ・アプローチの言語
活動を行う際に必要とされる条件とは?
◆タスク中心の教授法について
◆コミュニケーション・ストラテジーに
ついて
◆内容言語統合型学習(CLIL)について
いかがでしょうか。
実に様々な教授法が出題されている
ということがご理解いただけますで
しょうか。
しかも、単に教授法の名前だけを知って
いるだけでなく、
その教授法の特徴や指導上の留意点、
さらには、対照的な教授法との比較など、
様々な分析的視点が求められるという
ことがわかります。
ですが、いずれも日本語教員試験を
受験するのであれば、
絶対に押さえておきたい重要な項目
ばかりです。
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