新奇な情報を追いかけるより、本質的な原理原則の反復学習を。

私たちは、得てして「新奇な情報」に
心を奪われがちです。

 

確かに、

新しい指導ノウハウや新しい理論、
新しい文法解釈や新しい研究分野は、

「新しい」というだけで魅力的だし、

その話題について行けないと、それ
だけで

「遅れている」感

を感じてしまう。

 

しかしながら、

ここでふと立ち止まって、

「今まで得た新奇な情報がどれくらい
自分の実践力にインテイクされたか。」

振り返ってみてはいかがでしょうか。

 

言い換えれば、

単に

「新しい知識が増えた」

というレベルなのか、

あるいは、

「得た知識を1回ないし数回試してみた。」

というレベルなのか、

さらには、

「得た知識をいつでも再現できるレベルに
落とし込んだ。」

というレベルなのか。

 

当然のことながら、

「新しい知識が増えた」

という程度のレベルは、自己変容が伴って
おらず、浅い理解にとどまっているため、
成果を生み出すことができません。

 

こういう方は、後々同じような情報に
触れても、

「あっ!それ知ってる。」

で終わってしまい、知見が広がらず、

「おかしいなぁ。」

と思いつつも、また新奇な情報を追い
かけるのです。

 

「いろいろセミナーに参加しているのに、
なかなか成果が出ない。」

という方は、往々にしてこのタイプです。

 

一方、

「得た知識をいつでも再現できるレベルに
落とし込んだ。」

というレベルは、自己変容が伴っているため、
徐々に成果を生み出すようになります。

 

しかも、こういう方は、後々同じような情報に
触れた時、すでに実体験があるので、

「なるほど、自分がやったときはここがうまく
いかなかったけど、

こういうふうにすれば、もっとうまくできる
んだな。

よし、またやってみよう。」

となって、知識の活用の精度がさらに高まり、
より一層成果をたたき出すようになるのです。

 

ですので、成果を出したいと考えているので
あれば、

まずはこのレベルを目指さなければなりま
せん。

 

ところが、

「得た知識をいつでも再現できるレベルに
落とし込んだ。」

というレベルよりも、実はもっと高度な
レベルがあります。

 

それは、

「得た知識の奥深くに底流する本質的な
原理原則を引っ張り上げ、

そこにある思考、思想、世界観をイン
テイクすることで、

自らの思考、思想、世界観にパラダイム
シフトを起こさせる。」

というレベルです。

 

そもそも自己変容というのは、表面的な
言動を変えても本物にはならず、

自分の言動の奥底に流れる思考、思想、
世界観が書き換わらなければ、

本当の意味での成長も成果も生まれない
のです。

はじめは多少時間がかかるかもしれま
せんが、

成果が出始めると、あとは等比級数的に
伸びていきます。

 

私がこのことに気がついたのは、
毎年行っている

【通信講座「篠研の日本語教育能力検定試験対策」】
http://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/

の講義資料の見直し作業が、2~3巡目を
越えたころです。

 

見直し作業を反復することにより、それらの知識を
深いレベルで理解できるようになり、

それらの知識に底流する本質的な原理原則が
見えてきて、

日本語教育学という大きな知的文脈の中で
個々の知識を位置づける(=紐づける)ことが
できるようになったからです。

 

そうすると、例えばセミナーに参加したり
専門書を読んだりしても、

深いレベルで理解でき、一気に再現可能なレベル
までインテイクできるようになるのです。

 

そうなれば、倍速で成長していきます。

 

私にとって

【通信講座「篠研の日本語教育能力検定試験対策」】
http://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/

は、それだけの力のあるコンテンツ集合体
なのです。

 

つくづく、

「新奇な情報を追いかけるより、
本質的な原理原則の反復学習。」

こそが、息の長い、成果を生む学びの
形なのです。

 

「日本語教師として、もっと成長したい。」

という方は、

「本質的な原理原則の反復学習。」

を意識されてみてはいかがでしょうか。


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