自分にハンコを押してくれる人に出会う(その1)

本日放送、TBS系バラエティー番組
『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』

ゲスト:オードリー。

今でこそ、レギュラー番組16本という超売れっ子芸人
だが、

駆け出しのころは「ナイスミドル」という芸名で、まっ
たく売れなかった時期が8年間も続いた。

当時は、若林がボケで春日がツッコミという、今とは
正反対のスタイル。

舞台に立っても、まったくウケない。

オーディションを受けても、全く評価されない。

一時は解散も考えたという。

しかしながら、自分たちの笑いの原点である高校時代の
爆笑の日々を、自分たちはまだ舞台で実現できていない
という思いから、解散を思いとどまった。

とはいえ、先が見えているわけではない。

ある時、若林が自分たちのライブ映像を見返して、
あることに気がついた。

自分のボケに春日がつっ込むのだが、そのツッコミの
多くがまったくの的外れ。

さらに、若林が特にボケてもいないのに、春日が的外れ
なツッコミを勝手に入れてくる。

例えば、若林が、

「初めてのデートで、昼の1時か2時に彼女と待ち合わ
せをするじゃないですか。」

というと、すかさず春日が、

「普通、朝の5時だろっ!」

-何言ってんだ、こいつ!

若林はそう思った。

しかし、よく見ると、実はその時こそ客から笑いが取れ
ていたのだった。

ーこれかっ!

若林は、今までの春日の活かし方を間違っていたことに
気づき、漫才のスタイルを考え直した。

そして、

自分は常識的だと思っているが、はたから見ると完全に
非常識な春日が、

春日にとっては非常識だが、はたから見るといたって常
識的な若林につっ込むという、現在のスタイルを考案した。

そして、その日のうちに一気呵成にネタの台本を書き上げ、
春日を呼び出し、ネタ帳を見せた。

その時のことを若林はこう振り返る。

「これは絶対売れる。体が震えました。」

しかし、ここに大きな壁が立ちはだかった。

春日が、このスタイルを理解できなかったのだ。

当時のことを、春日はこう振り返る。

「(若林から)何度も説明してもらったんですけど、
よくわからなかったんですね。今思えば、悔しい
ですけど。」

それでも、若林は春日を説得し、新たに考案したスタイル
で漫才をすることになった。

崖っぷちに立っている2人にとっては、藁をもすがる
ような挑戦だった。

◆     ◆     ◆

テレビやメディアを見ると、いわゆる売れっ子や
成功者と呼ばれる方が、数多く出てきます。

そして、私たちは得てして、その売れている時、
成功している時にのみ目をやっては、

「この人たちは、運がよかったんだろうなぁ。」

なんて思ってしまうものです。

しかし、決してそんなことはありません。

もちろん、中には運だけで世に出たという人も
いるかもしれませんが、

そういう人は、ほんの一握りだし、そもそもそういう
人の人気や成功は長続きしません。

多くの人は、人が見ていないところで人一倍の
努力と苦悩と葛藤を経験しているのです。

随分前に、テレビを見ていたら、ある大物演歌歌手の
方が、

「努力したからといって必ずしも報われるわけじゃ
ないけど、

売れてる演歌歌手は、みんな人一倍の努力をして
いる。」

と言っていました。

かくいう私も、人生のある時期、6年間ほど、土日
祝日休みなしでeラーニングコンテンツ開発に没頭
しました。

完全に一人ブラックです。

その後も、現在に至るまで週末はセミナーか通信講座
の講義資料の改訂作業で、だいたい土日は仕事をして
います。

こういう生活が、もう10年は軽く超えています。

会計士さんからも

「経営者は、24時間365日、常に経営のことを考えて
いるのが普通ですよ。」

と発破をかけられています。

何事も、それぐらい性根を入れて取り組まなければ
大成しないんですね。

であれば、皆さんが目標としている人、憧れている
人が、大成するまでにどんな下積みをしてきたか、
一度調べてみてはいかがでしょうか。

その部分を知った時、その人に対する真の価値が
感じられるのではないかと思います。


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