コロナは一過性のものではなく時代である(その1)

「コロナ時代」という言葉があります。

コロナによる社会の変化は、実はコロナに
よるものではなく、

コロナが来る前から、予言されていた変化
で、

ただ、コロナによってその変化が数十年
早まった、という考え方です。

つまり、

▼テレワークが広まったり、
▼ZOOMでの会議が一般的になったり
▼公共交通機関の利用率が激減したり、
▼様々なサービスがオンライン化したり
▼上場企業のリストラや早期退職が増えたり、
▼副業が解禁になったり

といったことは、コロナが来ようが
来まいが関係なく、

いずれ来る未来だったということです。

考えてみれば、

フリーランスの方にとっては、コロナ前
からテレワークが普通でしたし、

ZOOMが出た時から、

「JALやJRの敵は、同業他社ではなく、
出張会議を激減させるZOOMだ。」

と言われていましたし、

GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、
Microsoft)の台頭でオンラインサービスが
どんどん充実していますし、

トヨタをはじめとする大企業は、コロナ前
から40代-50代の「働かないおじさん」
狩りをしていました。

そうした変化が、コロナによって数十年
早まったにすぎないのです。

だから、数年前からこの変化に気づいて
いた人や組織は、

「ハイ!来た!」

とばかりに業績を上げているんですね。

これは、日本語学校も同じです。

コロナ前からICTの導入やオンライン教育
に取り組んでいたところは、

この1年の変化に対応できたことでしょう。

しかし、そういう準備をして来なかった
学校、

そして、今もなおICTの導入にまごついて
いる学校は、

そもそも学習者が入国できないわけです
から、経営的にも窮地に追い込まれている
のではないかと思います。

そして、さらにその先にある未来は何か。

私は、

「箱モノとしての日本語学校が不要に
なる。」

そんな世界が待っていると考えています。

なぜなら、日本語を学ぶだけならオンラ
インで十分だからです。

ネット上には無料学習コンテンツが
山のようにありますし、

ビデオ通話を使えば、日本人と直に
コミュニケーションをすることができ
ます。

一方、学習者が来日するとなれば、
移動コストや日本での生活費など
多大な費用もかかりますし、

言葉が通じない海外生活というハンデ
もある。

アルバイトが必要ならば、その分
学習時間が削られます。

また、受け入れる側も、生活指導やら、
在籍管理やら、

日本語学習以外のサポートが結構重く
のしかかってきます。

であれば、学習者は母国で低コスト、
ストレスフリーで十分な日本語力を
つけ、

必要であれば、1か月か2か月程度
日本で短期留学をした後に、

大学進学や日本で就職するタイミング
で来日すればいいわけです。

ということは、私たち日本語教師も
そういう未来に今から備えておかな
ければいけない、というわけですね。

いつまでも日本語学校頼みのワーク
スタイルでは、不安定極まりないの
です。

このように言うと、

「そうか!オンラインスクールに
講師登録すればいいんだ!」

そう思われるかもしれません。

もちろん、それも1つの方法です。

ですが、今、すでに多くの日本語教師が
オンラインスクールに殺到し、
登録審査が厳しくなっている状態。

なので、私たちは、さらにこの次の
フェーズへの準備をしていかなければ
ならないのです。

続きは、次回に。


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