変われる者のみが生き残る。

進化論で有名なダーウィンの言葉に、

「生き残る種というのは、
最も強いものでもなければ、
最も知能の高いものでもない。

変わりゆく環境に最も適応できる種が
生き残るのである。」

というのがあります。

今ほどこの言葉の重みを感じることは
ないでしょう。

例えば、日本語学校にしても、留学生
が来日できず、授業が開けないため、

休業や自宅待機を余儀なくされた先生
方も多いことと思います。

中には、もう日本語教師という職に
見切るをつけた方もいらっしゃるかも
しれません。

しかしながら、一方で、この１年間、
コロナと闘いながら、慣れないオン
ラインレッスンにチャレンジし、

パワーポイントで教材を作成し、

見よう見まねでZOOMやgoogleform
を使って授業してきたという方も
いらっしゃる。

そして、気がつけば、１年前の自分と
比べものにならないほどのICTスキルを
身につけた。

中には、今回を機にオンラインレッスン
の術を身につけ、

かえって仕事の幅が広がったという方も
いらっしゃるはずです。

ダーウィン風に言えば、

「変わりゆく環境に適応し、
生き残った。」

わけです。

よしんば、コロナ禍が収束したとしても、
以前とまったく同じ状況に戻ることは
ありません。

感染症リスクは今後も形を変えて
続きます。

なにより、この１年間で学習者も教師も
オンラインレッスンの良さをかなり理解
しました。

今後は、対面式とオンラインを融合した
ブレンディッドラーニングが幅を利かせる
ことになるでしょう。

そうなれば、やはりICTスキルのない
教師の活動範囲はかなり限定的です。

環境の変化にいつまでも嘆いて、
自ら変わろうとしない教師は、
結局生き残ることはできないのです。

逆に、時代の変化を「克服すべき課題」
と楽しみ、

新しいことにどんどんチャレンジして
いけば、

道はどんどん開け、仕事だけではなく、
人生もどんどん好転していくことでしょう。