公認日本語教師の歩き方。

去る6月29日、

日本語教師の資格に関する調査研究協力者会議
(第7回)
https://bit.ly/3hna6IR

が開催され、その様子はYouTubeでもライブ
配信されました。

私もずっと視聴していました。

今回の会議では、何人かの委員の方から

「資格を取った日本語教師の雇用・待遇に
ついて検討すべき。」

という意見が出されました。

今後、どのような改善案が出されるのか
楽しみです。

これまでの一連の会議では、公認日本語教師
制度の中身について議論がなされてきました。

もちろん、それはそれで重要なことなのです
が、

試験を受ける側にとってもっと重要なことは
その前後です。

すなわち、

・資格取得前にはどれくらいの時間的、経済的
労力的なコストがかかるのか。

・資格取得後には、どれくらい払ったコストに
見合う仕事が用意されているのか。

です。

資格取得前については、現行の有資格者取得
よりもコストがかなりかかるようになるのは
明らかです。

今まで、検定試験合格で取れていた資格が、
さらに実習を受けなければならなくなります
し、

420時間養成課程で取れていた資格も、一部
免除されるとはいえ、試験を受けなければな
りません。

資格取得にあまりにも時間や費用、体力が
必要だとなれば、

そこで、諦めざるを得ないという判断も
出てくるわけです。

そして、新制度で資格を取ろうかと考えて
いる方や、

すでに、現場に立っていて、今後も仕事を
続けるために資格を取ろうという方は、

資格取得によって、今までよりも待遇が
上がることを期待するはずです。

もし、従来とさして変わらない、コスト
に見合った待遇が用意されていないと
なれば、

「一体、この制度は誰得の制度なんだ!」

となって、批判の的になるでしょう。

そうなれば、

「日本語教師の質と量の確保」

はかなり難しくなると思われます。

だからこそ、委員会は日本語教師の待遇
改善に本気で取り組まなければならない
わけですし、

私達は、

「資格取得にかかるコストとそれに見合っ
た待遇。」

がどう設計されるかを注視する必要がある
のです。

公認日本語教師の歩き方とは、つまりそう
いうことです。

ただ、私としては、そういうレベルで考え
ていては、

望むような日本語教師ライフを送ることは
難しいと考えます。

なぜなら、他者依存度が高いからです。

言い換えれば、自分の仕事について自分で
コントロールできない部分が大きいから
です。

長くなりそうなので、次回に。


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