発音指導は、何度も繰り返し聞くことから。

先日実施した

篠研の篠崎大司セミナー
「ミニ実習授業あり!指導の引き出しが増える!
 みるみる発音がよくなる!発音指導の基本」

にご参加いただいたT.Y様より超長文の
ご感想を頂戴いたしましたのでご紹介
いたします。

T.Y様、セミナーご参加並びに超長文の
ご感想をありがとうございました。

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お世話になっております。

発音指導についてのセミナーを
受講するのは初めてでしたので、

楽しみもありましたが、不安な
気持ちも大きかったです。

1回目のセミナーでは、学習者の
方が朗読をしている音声を聞き、

同じグループの方と問題点などを
話し合いました。

この時、私は学習者の朗読を聞いて、
発音が少し違うなど

なんとなく違和感を感じるなどは
わかるのですが、

それを言葉でうまく説明ができ
ませんでした。

イントネーションの問題なのか、
アクセントの問題なのか、

なども自分自身が理解できて
いないことに気づかされました。

1日目のセミナーが終わり、2日目の
セミナーに向けて宿題がありました。

最初は、音声を聞いても何が問題
なのか、なかなか問題点がわからず、

問題点がわからないと、指導方法も
考えられないので、

どうしようと焦るばかりでした。

まずは、何回も学習者の朗読を繰り
返し聞くことにしました。

聞こえた音を音階で表してみたり、
リズムを書いてみたり
OJATで調べてみたり、

いろいろな方法を試してみました。

最初に聞いた時には、何も問題がない
と思っていたところが、

繰り返し聞いたり、紙に書いて少し
ずつ、確認していく中で、

アクセントやイントネーションが
ちがうなど、聞こえるようになって
きました。

2日目のセミナーでは実習があり、

他の方の発音の指導や作成されたPPTを
見ることができ、

いろいろな気づきがあり、とても勉強に
なりました。

今後の参考にさせていただきたいと
思います。

篠崎先生、2日間ありがとうございまし
た。

模擬授業後、篠崎先生が最後に一人
ひとりによかったとことろ、

改善点などコメントをしてくださった
のは大変ありがたかったです。

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> なんとなく違和感を感じるなどは
> わかるのですが、
>
> それを言葉でうまく説明ができ
> ませんでした。

ここです。

ここが、私が

No.1921 問題解決能力より、問題指摘能力
                 (1)

No.1922 問題解決能力より、問題指摘能力
                 (2)

でお伝えしたところ。

語音の誤用に比べてプロソディの誤用は
日本語教師でも、なかなか言語化ができ
ないんですね。

なので、どうしても指導項目から落ちて
しまう。

ですが、T.Y様はそこに気づかれたことが
まずもって素晴らしい。

> 最初に聞いた時には、何も問題がない
> と思っていたところが、
>
> 繰り返し聞いたり、紙に書いて少し
> ずつ、確認していく中で、
>
> アクセントやイントネーションが
> ちがうなど、聞こえるようになって
> きました。

そうなんです!

繰り返して聞く、また発音アクセント
辞典で調べながら聞いてみると、

まるで炙り出しのように音声上の問題点
が浮き出てくるのです。

慣れてくれば、1、2回聞くだけでわかる
ようになります。

いずれにしても、まずは何度も何度も
納得するまで繰り返し聞いて、

徹底的に学習者の音声を観察すること。

それが音声指導の基本です。

近道はありませんが、やればやるほど
確実に指導力が上がります(^_^)


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