キーワード解説「そ」

これまでの日本語教育能力検定試験に出題されたキーワードを、随時解説していきます。知識の補完・整理にご活用ください。

外の関係(そとのかんけい)★

連体修飾のうち、修飾節と主名詞(被修飾名詞)との間に格関係が認められないもの。

外の関係には、修飾節が主名詞の内容を表す同格(内容)節(例:彼女が急に結婚したという噂)と、修飾節と主名詞が因果関係・相対的関係をなす補充節(例:毎日練習した結果「毎日練習した」は原因を表す。)があります。
例えば、下の例を見てください。

(1a)昨日彼女が作ったケーキ
(1b)昨日彼女がケーキを作った。
(2a)彼女がケーキを作った話
(2b)*彼女が話にケーキを作った。(*は非文を表す。)

(1a)の「ケーキ」を前の修飾節に入れ込もうとすると、(1b)のように格助詞「を」を伴って文をつくることができます(つまり、修飾節と主名詞の間に格関係がある。)。このような連体修飾を「内の関係」と言います。

一方、(2a)の「話」を先と同様に前の修飾節に入れ込もうとしても、例えば(2b)のように格助詞を伴って文をつくることができません(つまり、修飾節と主名詞の間に格関係がない。)。このような連体修飾を「外の関係」と言います。

外の関係のうち、特に補充節は、単純に修飾節が主名詞の内容を詳しく説明しているといった構造ではないため、注意が必要です。読解指導等で、文章中に補充節が出てきたときには、学習者が誤解していないか確認するといいと思います。


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