キーワード解説「し」

これまでの日本語教育能力検定試験に出題されたキーワードを、随時解説していきます。知識の補完・整理にご活用ください。

社会言語能力(しゃかいげんごのうりょく)

TPOに応じて言語を適切に理解し、使用するための能力。

TPOには、性差、地域差、階級差、社会的役割などが含まれます。そのような言語以外の周辺的状況を勘案しながら、より適切に言語を理解したり使用したりする能力のことを社会言語能力といいます。

1970年代、それまで主流だった理論中心の言語学への批判から、社会言語学や語用論、談話分析など、言語の持つ社会的側面の研究が盛んになされるようになりました。
そういった流れの中で、社会言語学者ハイムズの影響を強く受けていたカナルとスウェイン(Canale and Swein (1980))は、「文法能力」、「社会言語能力」、「談話能力」、「ストラテジー

能力」の4領域からなるコミュニケーション能力モデルを提唱しました。
コミュニケーションにおける社会言語能力の重要性が叫ばれるようになったのも、このころからのようです。


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