再掲!「説明型授業」ではなく「質問型授業」(4)

「説明型授業」ではなく「質問型授業」

の4回目。

 

本シリーズは、ひとまずこれで最後となります。

質問型授業の魅力が少しでも伝われば嬉しいです。

実際、私自身、質問型授業に切り替えてからは、

▼学習者は授業でイキイキするし、

▼学習者との相互理解が深まるし、

▼授業が効果的に進められるし、

▼学習効果も高まるし、

▼何より授業が楽しくなりました(^_^)v

実際に自分が長年やってきて、

「これは間違いない。ぜひ皆さんにも知ってもらいたい。」

と思うから、こうしてご紹介するわけです。

もし、

「これからも長く日本語教師を楽しみながら
続けていきたい。」

と思われるのであれば、ぜひこのノウハウを身につけて
いただきたいです。

 

ではでは、最後の(4)。

-------------------------

しばらく続いている本シリーズ。

 

次回あるかないかは私の気分次第(笑)

 

というわけで、今回はこれまでの続き。

 

「説明型授業」「質問型授業」を理解する上で、
絶対に外してはいけない原理原則、教訓があります。

 

それは、

「学習者は、教師が説明した答えは覚えないが、
自分が導き出した答えは決して忘れない。」

ということ。

 

悲しい現実、不都合な真実ではありますが、

教師が説明した答えなど、学習者はあっという
間に忘れるのです。

 

理由は簡単です。

 

与えられている間、脳はさほど負荷がかからず
活発に活動していないからです。

 

だから、学習の歩留まりを高めるためには
脳を徹底的に活発化することが重要。

 

その具体的な方法が「質問」なのです。

とにもかくにも、学習者は質問されれば、
答えなければなりません。

しかも、日本語で答えなければならない
のです。

 

確かに、教師の説明を聞いているだけの
ほうがよほど楽です。

 

ですが、よくよく考えてみると
(いや、考えるまでもなく)

教師の説明を聞いている間、学習者は
日本語を使いません。

それでは、決して日本語力が上がることは
ないのです。

 

「質問型授業」のポイントを箇条書きすると
以下の通りです。

・教師は説明しない。学習者に質問し、学習者に
答えさせる。

・新出語彙の導入は、絵カードを見せながら
「これは何ですか?」と質問。

・文法事項も学習者に質問して考えさせ、答え
させる。

・未習の文法用語を導入するときはルビ付きの漢字
語彙を示して、辞書で調べさせ母語訳を言わせる。

・わからなかったら、スマホでも翻訳本でも、あら
ゆるリソースを使わせ、自力で答えを出させる。

・こまめに質問することで、既習事項をこまめに
復習。

 

このうち1つでも2つでも、とにかく授業で実践
してみてください。

学習者がどんどん前のめりになると思いますよ(^_^)

------------------------

篠研の日本語の教え方セミナー
「学習者が前のめりになる質問型授業
-説明してちゃダメなんです!-」
https://www.kanjifumi.jp/sitsumongata_doga/


日本語教師をめざす方、現職日本語教師の方のための無料メルマガ
無料メルマガ「篠研の“日々成長する教師”」

授業の小ネタや授業実践のコツ、教師としての考え方、息の長い日本語教師になるための知恵などを週2日(火・木)でお届けします。

さらに、今ご登録なさると特典が無料でダウンロードできます。
特典 「精読指導の秘奥義」(全24ページ)

解除はもちろんのこと、メールアドレス変更など個人データの編集も簡単ですので、ご安心ください。プライバシーポリシーをご確認の上、ご登録を希望されるメールアドレスを入力し、ご希望の項目ボタンを押してください。

  メールアドレス【必須】
  お名前(姓)【必須】
  お名前(名)【必須】
  よみがな【必須】
  都道府県【必須】 なお、海外在住の方は「海外」をお選びいただき、下記項目に例のようにご記入ください。
  海外にお住まいの方は「ベトナム(ホーチミン)」のようにお書きください。