初級文型導入の授業がなくなる日。

このところ、

篠研の日本語の教え方セミナー
「初級文型導入の授業準備を短縮する方法
－まずは1時間以内、そして30分、最速10分」
https://www.kanjifumi.jp/syokyubunkeidonyu_seminar/

のご案内をさせていただいています。

私がここまで本セミナーを
お勧めしているのは、

ある危機感を感じているからです。

１つには、

「早晩、初級文型導入の授業が
日本語教育からなくなる日が来る。」

という確信があるということ。

そして、２つ目には、

そうであるにもかかわらず、初級文型
導入の授業に全精力をかけ、

そして、疲弊していく先生方が多いと
いうこと。

もちろん、中には疲弊どころか、

嬉々として初級文型導入の授業を
究められている方もいらっしゃる
ようです。

もちろん、その行為を否定する
つもりはありません。

世の中に無駄な経験というものは
ありませんから。

とはいえ、

「早晩、初級文型導入の授業が
日本語教育からなくなる日が来る。」

というのであれば、

その努力の価値がゼロになる日が来る
というのは、認識しておいたほうが
いいでしょう。

では、なぜ私が、

「早晩、初級文型導入の授業が
日本語教育からなくなる日が来る。」

という確信を持っているのか。

理由は、YouTube上に初級文型を解説
した動画が山ほどあるからです。

例えば、これです。

neko sensei

https://www.youtube.com/channel/UCiafy32cYwdAWGQ2SUglJ9g/videos

『みん日』文型導入をほぼ網羅。

もうごちゃごちゃ言わずにこれを
みんなで見ればいいんじゃないですか、
という話。

このように言うと、

「いやいや、授業でこんな動画を扱う
なんて邪道だ。
教師が学習者の目の前で実演して
こそ意味がある。」

という方もいらっしゃるかもしれま
せん。

ですが、それはかなり教師目線の
考え方。

学習者の立場で考えれば、YouTubeで
無料で勉強できるのに、

どうしてわざわざ同じ内容のものを
お金を払って勉強しようと思います？

そもそも、『みん日』であれば、
母語訳で文法解説書があるわけです
から、

それを読めば、文型の理解はできる
わけで、

そこを、なぜわざわざ回りくどい
直接法で導入しなければならない
のか。

と考えると、今までのやり方って
相当コスパが悪いと思いませんか？

であれば、

私たち教師は、自分の授業にどう
時代にあった付加価値をつけて
いかなければならないかというとを、

もっと真剣に考えなければならない
わけです。

例えば、

「人との直接的な交流や協働を通じて
しか学べない体験型学習。」

であったり、

「教師の指導によって、個人の努力で
は絶対に身につかない高いスキルが
身につき、

強い達成感を感じるような授業。」

であったり、

「その教師からしか得られないような
秘匿性の高い情報が得られる授業。」

といった授業を追求していかなければ
ならないわけです。

そして、これらの授業に低通するのは、
教師のコミュニケーション能力。

ここをしっかり意識して、日々磨きを
かけていかないと、

圧倒的な量のデジタルコンテンツに
淘汰されてしまうのです。

とはいえ、昨日の今日ですぐに
初級文型導入の授業スキルを転換
するというのは、

組織としても個人としても難しい。

だから、まずは授業準備を短縮し、
自身のコミュニケーション能力を
高めながら、

授業に＋αの付加価値を追求する、

その橋渡しとして、本セミナーを
ご利用いただければとご提案する
次第なのです。

近い将来、

あなたが直接法で文型説明をしようと
する瞬間に、学習者から、

「先生、それならさっきYouTube見た
ので、もう大丈夫っす。」

といわれる日がいずれ来ます。

その時に、ショックを受けたくない
方は、下記セミナーをご利用ください。

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2020年12月20日（日）13:00-16:30
篠研の日本語の教え方セミナー
「初級文型導入の授業準備を短縮する方法
－まずは1時間以内、そして30分、最速10分」
https://www.kanjifumi.jp/syokyubunkeidonyu_seminar/

定員：16名

※ご感想をいただいた方には、もれなく
1,000円クーポンを進呈。