自分の悩みを可視化する、効果的な自問自答(その3)。

前々回からの続き。

繰り返しになりますが、

悩みがあるのであれば、まずはそれを
書き留めて文字に固定し、可視化する
ことが、本当に重要です。

前々回からのお話をしっかり読まれて
きた方の中には、

「篠崎の言っていること、もしかして
 メタ認知とか、自己モニターとか、
 リフレクションってことじゃね?」

と思われた方がいらっしゃるかもしれ
ません。

まさしく、おっしゃる通りです!

ものごとに成功する人、あるいは、
成果を残す人というのは、

こういうことを、定期不定期に
やっているんですね。

そして、常に自分の課題、やるべき
ことを明確に意識化し、

常に進む方向を軌道修正しながら
前進しているのです。

だから、成果が出るのです。

逆に言うと、こういう作業を、

「めんどくさい。やってらんねぇ」

と言っている人は、実は人生の遠回り、
無駄足を踏んでいる可能性が極めて
高いのです。

ですので、向上心の高い方はぜひ
やってくださいね。

というわけで、あらためて書く内容を
列記すると下記の通り。

1.今の課題は何か。
2.1年後の理想の状態は何か。
3.現状はどうか。
4.2に向けて今までどのような
  取り組みをしてきたか。
5.2の実現を妨げている要因は
  何か。

で、今回は3と4について。

3は、いわば【現在地】です。

現在地が、すなわち現状を正しく把握
できなければ、

今の自分に何が足りないのかを理解する
ことができません。

自分に足りないものを理解せずに、ただ
やみくもに活動しても、

「労多くして益少なし。」

になる可能性が高いです。

なぜなら、その【足りないもの】が
成功を阻害する一番の要因である
事が多いからです。

というか、それが見えていないから、
現状から抜け出せず、悩んでいるんです
よね。

だから、まずは現状をできるだけ詳細に
かき出すことが重要なのです。

これが3。

そして、さらに4。

つまり、2に向けて今までどのような
取り組みをしてきたか。

これを思い出しながら、1つ1つリスト
アップしてみるということが大切です。

そうすると、

「あら、大して何もやってこなかったな。」

ということに気がつくかもしれませんし、

「自分なりにいろいろやってきたな。」

ということに気がつくかもしれません。

前者であれば、これからすべきことを
1から考えればいいわけですし、

後者であれば、まずは自分なりに頑張って
きたことに対して肯定的になればいい。

正しい努力をしているとしても、たまたま
まだ成果が出るタイミングではない、

ということもあるのです。

いずれにしても、こうして現状と今まで
取り組んできたことを詳細に書き出して
みると、

今のご自身の現在地が明確に分かります。

そうすると、ゴールとのギャップを感じ
るようになり、

「このギャップを埋めなきゃ。」

という焦燥感(これが行動に繋がる)。

そして、

「このギャップを埋めれば、望むゴールに
 行けるはず!」

という希望を持つことができます。

と同時に、

これまで書いてきたことを改めて眺め直して
みると、あることに気づきます。

そして、それが現状突破の大きなヒント
になります。

続きは、次回に。


日本語教師をめざす方、現職日本語教師の方のための無料メルマガ
無料メルマガ「篠研の“日々成長する教師”」

授業の小ネタや授業実践のコツ、教師としての考え方、息の長い日本語教師になるための知恵などを週2日(火・木)でお届けします。

さらに、今ご登録なさると特典が無料でダウンロードできます。
特典 「精読指導の秘奥義」(全24ページ)

解除はもちろんのこと、メールアドレス変更など個人データの編集も簡単ですので、ご安心ください。プライバシーポリシーをご確認の上、ご登録を希望されるメールアドレスを入力し、ご希望の項目ボタンを押してください。

  メールアドレス【必須】
  お名前(姓)【必須】
  お名前(名)【必須】
  よみがな【必須】
  都道府県【必須】 なお、海外在住の方は「海外」をお選びいただき、下記項目に例のようにご記入ください。
  海外にお住まいの方は「ベトナム(ホーチミン)」のようにお書きください。