『みん日』の授業動画-F.T様からのお便り(後編)

前回の続き。

本メルマガ読者でいらっしゃるF.T様より
お便りを頂戴いたしましたのでご紹介
いたします。

F.T様、お便りありがとうございました。

今回は、その後編です。

以下。

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話は大分変わりますが、インターネット上で残
念に感じるのが「みんなの日本語」の授業動画
の完全版がない事です。

上巻のみは動画を売っている日本語教師がいて、
自分も欲しいなと思いました。

しかし何故か下巻の青い教科書の動画はないの
です。

「やさしい日本語」の上手な先生の授業動画は、
絶対に売れると思います。

私は現在420時間の教員養成講座を受けておりま
すが、内容の貧弱さにショックを受けています。

日本語を教える力はたった2回の自分よがりな教
育実習では力がつくはずないのです。

だから、本当に授業力のある先生のビデオがあ
ればどんなにいいだろう。

日本語教師になるには、「みんなの日本語」を
使って模擬授業をするケースが多いです。

そのためにも篠崎先生のシノケンで、みんにち
のフル授業の動画を作って欲しいと思ってます。

日本語教師を目指す人達には、かなり売れると
思います。

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なるほど。

確かに、『みん日』の授業動画あれば、どれ
だけ便利か知れませんね。

> 上巻のみは動画を売っている日本語教師がいて、
> 自分も欲しいなと思いました。

少し気になるのが、動画を売っている方がちゃ
んと著作権の問題をクリアしているか、という
ことです。

> そのためにも篠崎先生のシノケンで、みんにち
> のフル授業の動画を作って欲しいと思ってます。

さすがにそれはできません。

というのも、そもそも執筆者である出版社から
許可が得られると思えませんし、

なにより、日本語教師の職を奪うことにもなり
かねないからです。

どういうことかというと、

『みん日』の授業動画を全課にわたって作成
すれば、

それを直接学習者にテキストとセットで動画
販売すればいいからです。

もはや教師がいらなくなるんですね。

もちろん、教師と対面で授業を受けるより
満足度は下がりますが、

『みん日』の場合、文型導入、練習B,Cなど
だいたいやることは決まっていますので、

動画学習でも日本語の勉強はそれなりにでき
ます。

逆に、こうした動画が販売されれば、まずは
普及するために安価に提供するでしょうから、

それに影響されて、教師の授業単価も下げざ
るを得ないようになるでしょう。

例えば、オンラインレッスンで学習者から、

「先生、『みん日』だったら全課セットの
 動画学習で2万円なのに、先生の授業は
 1課終わるのに1万円以上かかる。

 高すぎるので安くしてください。」

などという交渉を普通にされてしまうわけ
です。

なので、授業動画の作成はかなり慎重に
考えないといけないんですね。

ただ、

「『みん日』の授業をもっとうまくできる
 ようになりたい。」

というお気持ちはよくわかります。

そこで、現在『みん日』の共同執筆者である
澤田幸子先生と、

『みん日』の主要文型の教え方をレクチャー
するセミナーを検討していますので、楽しみ
にしていてください。

ご用意ができましたら、本メルマガやサイト
でご案内いたしますね。

ちなみに、澤田先生の下記セミナーは、
『みん日』ユーザー必見の内容となって
います。

◆「篠研サロン-教育実践部」特別企画
 澤田幸子セミナー
 「『みんなの日本語』はこうして生まれた。
  教材作成の舞台裏」(4月19日開催)
 https://www.kanjifumi.jp/sawada_seminar_kyoikujissen/

◆篠研の澤田幸子セミナー
 「執筆協力者直伝!模範授業見学あり!
  『みんなの日本語初級I』を使った初級授
  業の進め方」(5月14日・21日開催)
 https://www.kanjifumi.jp/sawada_seminar/

よろしかったら(^_^)


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