キーワード解説「こ」

これまでの日本語教育能力検定試験に出題されたキーワードを、随時解説していきます。知識の補完・整理にご活用ください。

公用語(こうようご)

その国家において、公的な場面(行政や学校やメディアなど)で使用される言語のこと。実利的側面を担う。

公用語は、国語とよく似た言葉ですが、若干異なります。後者は国家統一の象徴としての機能を担っています。

日本のように、国民の大多数が日本語を使用する国家においては公用語も国語もすべて日本語ですが、多言語国家においては、なかなか厄介です。

例えば、多民族多言語国家のインドでは、ヒンディー語を公用語として進めていますが、他地域からの反発もあってアッサム語、ウルドゥー語など17の言語もそれぞれの地方の公用語として認められています。さらに英語も使用されています。

これらのことから、インドではヒンディー語と英語と自民族言語のトリリンガルも珍しくなく、また、英語しか話せない人、自民族言語しか話せない人など、様々です。

このような複雑な言語環境は当然日常生活にも影響を与えており、例えばインドの紙幣ルピーには、それがいくらの紙幣なのかを10以上の言語で記載されているのだそうです。

インドの紙幣

つくづく、日本に生まれてよかった。


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