キーワード解説「し」

これまでの日本語教育能力検定試験に出題されたキーワードを、随時解説していきます。知識の補完・整理にご活用ください。

信頼性(しんらいせい)

テストの結果がどのくらい安定したものであるかの度合い。テストの結果が常に同様のものであるかということの度合い。

例えば、30人のクラスで文法の実力テストをしたとします。1番がAさんで最下位がBさんだったとします。翌日、同レベルで別のテストをしてみると、1番がBさんで最下位がAさんでした。

このとき、1日で学力に激しい変動があったとは考えられませんから、「あのテストは何だったのか。」「本当にテストの結果を信じていいのか。」ということになるでしょう。つまり、信頼性が低いということになるわけです。

特に、問題数が少ないもの、問題の指示が不明確なもの、まぐれ当たりを誘発しやすいテストは要注意です。

信頼性を検証する方法として、以下の2つを紹介します。

(1)再テスト法
同じテストを同じ対象に2度実施し、その結果を比較する方法。ところが、2つのテストをどれくらいの期間を
おいて実施するか、期間中も学習が進んでしまうなど、難点もあります。
(2)平行テスト法
同レベル同形式同内容異問題のテストを2つ用意し、同対象に実施、その結果を比較するもの。ですが、そ
もそもそんなテストをどうやって用意するのか、というのが難点です。

試験問題作成にあたって、特に妥当性と信頼性はテストが備えなければならない最重要要素だと言われています。


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