キーワード解説「ふ」

これまでの日本語教育能力検定試験に出題されたキーワードを、随時解説していきます。知識の補完・整理にご活用ください。

負の言語転移(ふのげんごてんい)★

第一言語が第二言語習得に悪影響を与える​現象。母語干渉とも。

実際、学習者の誤用の中には、母語の影響と思われるものが多くあります。具体的には以下の通りです。((  )内がその原因を表わす。)

(1)中国人学習者の誤用例
・助詞の習得が非常に困難。(中国語には助詞が少ないため。)
・発音が総じて不安定。(中国語が声調言語のため。)
・清音と濁音の区別ができない。
(中国語に有声音-無声音の対立が日本語ほど明確ではないため。)

(2)韓国人学習者の誤用例
・「つ」「ず」が言えず「ちゅ」「じゅ」になってしまう。
(韓国語に[ts][z]の音がないため。)
・発音が尻上がりになってしまう。
(韓国語のイントネーションが尻上がり体系であるため。)
・清音と濁音の区別が難しい。​
(​韓国語に有声音-無声音の対立が日本語ほど明確ではないため。)

(3)英語圏学習者の誤用例
・漢字がなかなか覚えられない。(英語に漢字がないため。)
・「電話連絡」が「レンワデンラク」になってしまう。
(英語の発音方法が日本語と異なるため。)
・「おばさん」と「おばあさん」の区別ができない。
(英語は拍がなく、長音の有無が言葉の意味に関係しないため。)


資格取得が目標の方へ
無料メルマガ「篠研の日本語教育能力検定試験対策」

日本語教育能力検定試験頻出のキーワードやテーマについて4択問題と動画でお届けします。平日(月・水・金)、日本語教育能力検定試験合格のための情報をご提供するメルマガです。

さらに、今ご登録なさると特典が無料でダウンロードできます。
特典 「日本語教育能力検定試験 記述問題対策」(全24ページ)

解除はもちろんのこと、メールアドレス変更など個人データの編集も簡単ですので、ご安心ください。プライバシーポリシーをご確認の上、ご登録を希望されるメールアドレスを入力し、ご希望の項目ボタンを押してください。