超一流の講師陣の解説が受講できる日本語教師養成通信講座。膨大な量の試験勉強を手軽に自宅で受けられるだけでなく、独学の不安や寂しさへのバックアップ体制も充実しているのが特徴です。
この講座は、テキスト24冊にCD7枚、さらに実力診断テストが24回分、記述式問題の添削指導と、本当に気が遠くなるような教材の量です。これを1年かけてたった一人で一つずつこなしていくわけですから、相当な精神力が求められます。
その代わり、解説は分かりやすい日本語で詳しくかつ的確です。「NAFLを受けて受験した方2人に1人が合格」するのもうなずけます。
この教材を出版しているアルクは英語教材の最大手で、そのクオリティの高さは折り紙つきです。皆さんご存知の「1000時間ヒアリングマラソン」はここが出している教材です。
そのノウハウは日本語教師養成講座の中にも発揮されており、すでに6万人以上の方が修了しています。
この教材の最も優れている点は、初めて勉強する方にも充分配慮した、かなり丁寧な作りになっている点です。
各章の冒頭には学習項目がコンパクトにまとめられています。また、図や写真が効果的に使われているので学習内容がイメージしやすいでしょう。さらに、各章の最後には簡単な問題がついているので自分の理解度をチェックすることもできます。
また、教材だけでなくさまざまなセミナーや質問ボックス、仲間作りサイトなどサポート体制も充実しているので、モチベーションが下がった時でもうまく乗り切れると思います。
長丁場の学習の場合、このようなサポート体制がしっかりしているかどうかが、成功の鍵。だから、「一人で最後まで続けられるか心配。」という方には、すごくありがたいサービスではないかと思います。
ただ、この講座はあくまでも通信講座。だから実習を経験することはできません。とりたてて教案作成や添削指導があるわけでもありません。教育実習を収録したビデオはありますが、特に実習の場合は体を動かさないと理解できない部分が多々あります。
教壇に立って初めて、実習の大切さを痛感するんですよね。
だから、もし実践力をつけたいのなら、アルクが主催するセミナーや『月刊日本語』(日本語教育専門誌:本教材含)で紹介されているセミナーに積極的に参加するといいと思います。
また、「1年は長すぎる。」「試験対策よりとりあえず短期間に教え方だけ教えて欲しい。」と言う方にはこの講座は向きません。そういう方には、かわりに同じアルクが主催する「NAFL日本語の教え方・短期実践講座
」をお薦めします。
日本語教師というのは、思っている以上に多くの知識や技能が求められます。なぜなら、様々な社会的背景を持った学習者が日本語を学びにくるからです。ですから、教師になるのならやはりそれなりのしっかりした準備が必要です。
また、日本語教育能力検定試験の合格率はおよそ17%。中途半端な勉強では到底受かりません。
少なくとも、買っただけで合格したような気もちになるのだけは、本当にやめてください。
「日本語教師に必要な知識をしっかり身につけたいが、学校に通うほどの余裕はない。」、「日本語教育能力検定試験に独学で合格したい。」という方に、この教材を強くお薦めします。 |