ほとんどのタイプの学習者に通用する指導スキル。
このコロナ禍の中、指導した学習者の バラエティが広がったという日本語 教師の方は多いのではないでしょうか。 これまでは、特定の日本語学校に勤務し、 そこでは、進学予定の留学生にしか教えて いなかった、 しかも、特定のレベルや科目しか教えて いなかった、という方が、 今回のコロナ禍で、コマ数が減ったり、 あるいは、自宅待機を命ぜられたりで、 勤務校外の学習者を相手にオンライン授業 をすることになった。 しかも、自分を指名する学習者は、進学 目的の学習者はもとより、 ビジネスパーソンや、主婦、中高生、 児童生⇒ 続きを読む | Share it now!
「深掘る」に対する感度をイノベーター理論で斬る。
私は、本メルマガで何度か「深掘る」 という言葉を使いました。 この言葉は、一部の若い起業家やインフル エンサーの間で使われているのですが、 まだ、一般的に市民権を得ているわけでは ありません。 皆さんは、この言葉をどのように受け取られ ましたでしょうか。 この点について、本メルマガ読者の方から 以下のようなご意見を頂戴いたしました。 ご意見をお寄せいただいたN.S様、お便り ありがとうございました。 ==================== 篠崎様、皆さま、 「通信講座」ではお世話になっています。 メルマ⇒ 続きを読む | Share it now!
言語の恣意性を逆手に取ったアクティビティ。
言語の恣意性は、日本語教育能力検定試験 にも出てくる重要なキーワードです。 もともと「恣意」とは、「思いつき」 という意味。 つまり、言語の恣意性とは、言葉とそれを 表す対象には、必然的なつながりがない、 単なる思いつきにすぎない、という意味 なんですね。 通信講座「篠研の日本語教育能力検定試験対策」 講義資料「No.005 一般言語学」 では、以下のように解説しています。 ==================== 恣意性 日本語でワンワンと鳴く動物を「イヌ」 と発音するのは、言語学的に何か特別な理由 が⇒ 続きを読む | Share it now!
コンプレックスこそが自分を成長させる原動力。
私は小学校のころ、運動が苦手でした。 小4の50m走が、たしか12秒台。 担任の教師から、 「大司君は、女の子より遅いねぇ。」 とからかわれました。 球技は今でも苦手です。 高速で飛んでくるボールに、バットを 振って当てるなど、想像すらできません。 また、私は平泳ぎはできますが、クロー ルはできません。 上下に動かすバタ足で、どうして前進 できるのか、その理屈が分からないから です。 ですが、子どもにとって運動ができない のは、勉強ができないより致命的です。 運動できる順にクラスで大きな顔が できる、それ⇒ 続きを読む | Share it now!
公認日本語教師で期待できること、できないこと。
「公認日本語教師」というのは、令和2年に 文化庁から出された報告書 「日本語教師の資格の在り方について(報告)」 https://bit.ly/39OqPBo の中で謳われているもので、 (まだ読まれていない方は、是非一読を) 今後日本が多くの外国人を受け入れるにあたり、 充実した日本語教育の実現に向けて (1)質の高い日本語教師の確保 (2)日本語教師の量の確保 (3)日本語教師の多様性の確保 (4)日本語教師の資質・能力の証明 を目的に、新たな資格を創設しようという流れで 検討されている名称独占資格で⇒ 続きを読む | Share it now!
なぜ過去問を解いても検定試験に合格できないのか。
「検定試験の勉強は、過去問に始まり 過去問に終わる。」 と言われるほど、過去問研究は非常に 重要です。 皆さんの中にも、本試験までに過去問を 3年分やった、5年分やったという方は 多いでしょう。 とはいえ、過去問をやったからと言って 合格できるわけではありません。 実際、 「過去問を5年分もやって答えも覚えた のに合格できなかった。」 という人が、毎年相当数いるのです。 もちろん、中には過去問を数年分やって 難なく合格する人もいます。 では、その差は何なのでしょうか。 結論から言うと、 過去問研究だけで検⇒ 続きを読む | Share it now!
コロナは一過性のものではなく時代である(その3)
前回、 今後、私たち日本語教師が考えなければ ならないのは、 「どの学習者をターゲットとし、 どのような特色のある教育で差別化することで、 自分をマーケットにどう認知してもらうか。」 ということ。 つまり、セルフブランディングである、 というお話をしました。 今回は、その続きです。 セルフブランディングというのは、 有体に言ってしまえば、 「自分という人間を多くの人に 知っていただく。」 ということになるわけですが、 今後は、「人となり」が指導方法以上に 重要になってきます。 大事なことなので、再度言いま⇒ 続きを読む | Share it now!
コロナは一過性のものではなく時代である(その2)
前回、 「箱モノとしての日本語学校が不要に なる。」 そして、 オンライン登録の次のフェーズを考え なければならない。 そんな話をしました。 今回は、その続きです。 当たり前の話ですが、 同業他社が集まるところというのは、 限られたパイの取り合いになるわけ ですから、競争が激化します。 「友達がいるところの方が安全。」 と思って、お知り合いの方と同じ行動を とる方が非常に多いのですが、 実は、その行動はビジネスという点から いえば、得策ではありません。 理由は先ほど述べた通り。 従って、周囲と違う方向に走⇒ 続きを読む | Share it now!
コロナは一過性のものではなく時代である(その1)
「コロナ時代」という言葉があります。 コロナによる社会の変化は、実はコロナに よるものではなく、 コロナが来る前から、予言されていた変化 で、 ただ、コロナによってその変化が数十年 早まった、という考え方です。 つまり、 ▼テレワークが広まったり、 ▼ZOOMでの会議が一般的になったり ▼公共交通機関の利用率が激減したり、 ▼様々なサービスがオンライン化したり ▼上場企業のリストラや早期退職が増えたり、 ▼副業が解禁になったり といったことは、コロナが来ようが 来まいが関係なく、 いずれ来る未来だったとい⇒ 続きを読む | Share it now!
ボランティアの品格、プロの品格(その3)。
前回、ボランティア教師としてお勧めする スタンスとして、 1.自分が機嫌よく、無理なく、楽しく できる範囲でする。無理はしない。 2.できることとできないことを文章化し 授業の前に学習者と確認、合意しておく。 3.自分には無理と思ったら、勇気をもって プロの日本語教師を紹介する。 をご紹介いたしました。 もちろん、これはあくまでも私篠崎の 考えであって、 皆さんもそうしましょう、と言っている わけではありません。 ご自身の品格を練り上げるヒントにして いただければ、それで十分です。 で、今回はプロ教師のス⇒ 続きを読む | Share it now!
ボランティアの品格、プロの品格(その2)。
前回、日本語教育にはボランティア 教師もプロの教師も必要で、 共存するためには重要なのはお互いのすみ わけと相互のリスペクトなのではないか、 というお話をしました。 もちろん、私はこの場で、 ▼ボランティアはかくあるべき ▼プロ教師はかくあるべき というつもりはありません。 どの方も、それぞれのポリシーで活動 なさればいいと思っています。 ただ、これまで多くの日本語教師の方 と接してきて、一定数の方が、 「こんなはずじゃなかった」 とおっしゃるので、 であれば、 最初に各々のスタンスというか、 守備範囲を⇒ 続きを読む | Share it now!
2020年 篠崎大司 今年の10大ニュース。
今年はコロナに始まりコロナに終わる という世界中が大変な年でした。 我が篠研も、急遽リアルセミナーを中止し、 ZOOMによるオンラインセミナーに切り替え ましたが、 そもそもZOOM自体を知らない方が多く、 4月ごろまでその対応に追われました。 また、今年の篠研はコロナ以上に大変な 事が起こり、警察のお世話になる事態に (後述)。 一方で、今年はチャレンジ盛りだくさんの 年でもありました。 こうして、この多難な一年を何とか乗り 越えることができたのも、 ひとえに私たちを支えていただいた読者の 皆様や篠研サ⇒ 続きを読む | Share it now!
フリーランス必見!魅力的な企画を立てるコツ。
最近、日本語教師の方の中にも 「教育機関に頼るだけでなく フリーランスでやっていきたい。」 という方が増えました。 これは、主体的に活動するという点でも また、リスク分散という観点から見ても とてもいいことだと思います。 私自身、大学教員のかたわら会社を経営 していますが、 これによって、自分のやりたいことを やりながら収入を得ることができて いますし、 いずれ来る少子化に伴う大学淘汰、 大学教員大量解雇時代への備えも 着々と進めることができています。 ただ、そういうメリットがある反面、 フリーや個人事業⇒ 続きを読む | Share it now!
学習者にとって大事なのは、授業準備ではなく授業そのもの。
先週より、下記セミナーのご案内をしております。 -------------------- 2020年12月20日(日)13:00-16:30 篠研の日本語の教え方セミナー 「初級文型導入の授業準備を短縮する方法 -まずは1時間以内、そして30分、最速10分」 https://www.kanjifumi.jp/syokyubunkeidonyu_seminar/ 定員:20名 ※ご感想をいただいた方には、もれなく 1,000円クーポンを進呈。 -------------------- ちなみに、 「参加した⇒ 続きを読む | Share it now!
学習者のウォンツを徹底的に明確化する質問。
前回、前々回の話を聞いて、 「それって、フリーランスが見込み客を プライベートレッスンにクロージング するときに有効なんじゃないか。」 と感じた方は、大正解。 もちろん、日本語学校の学生にも活用 できないわけではないのですが、 そもそも、学生の多い日本語学校では ここまで丁寧にニーズ調査をする物理的 余裕はないのが実際のところでしょう。 逆に、フリーランスの方が、外国人の方と 軽い茶飲み話の感覚で前回のような話をし、 続けて、今回のような話をしながら、 外国人の方にどんどんしゃべってもら えれば、 相手は⇒ 続きを読む | Share it now!
なぜ学習者のニーズやウォンツが分からないのか。
前回、前々回、 「化石化教師にならないために」 というお話をさせていただきました ところ、 早速、S.K様よりご質問を頂戴 いたしました。 S.K様、ご質問ありがとうございます。 できれば、次回からご質問は、 ポッドキャスト 篠研の「教えて!篠崎先生っ!」ご質問受付 https://www.kanjifumi.jp/podcast_shitumon/ にお寄せいただけると喜びます! 以下、ご質問。 ==================== 篠崎 様 いつもありがとうございます。 今日の学習者のウォンツの話⇒ 続きを読む | Share it now!
授業でなかなか発言しない学習者への対処法。
今回のお話は、12月20日に実施した 「学習者が前のめりになる質問型授業」 セミナー で、お話しした内容で、 多くの日本語教師の方も同じようなお悩みを 持たれていると思いますので、ここでシェア します。 まずは、ご参加いただいたK.A様ご感想を ご紹介いたします。 K.A様、セミナーご参加並びにご感想を ありがとうございました。 ===================== ありがとうございました。大変参考になり ました。 ZOOMでの3.5時間でしたが、スピード感と 緊張感であっという間でした。 質問をす⇒ 続きを読む | Share it now!
オンデマンド授業が自律的学習に繋がらない理由(その3)
シリーズの3回目。 今回でこのシリーズはおしまいです。 前回までの話で、オンデマンド授業が 自律的学習に繋がらない理由がお分かり いただけたかと思います。 で、今回は、 学習者にどのような教育を提供すれば、 自律的な学習者に育っていくのか。 という話です。 その前に、前提として2つのことを 抑えておく必要があります。 1つは、 「学習者は、教師が思うほど日本語の 勉強が好きだというわけではない ということを前提に、授業設計を するほうが無難。」 ということ。 もう1つは、 「教師からの十分な働きかけがなけ⇒ 続きを読む | Share it now!
オンデマンド授業が自律的学習に繋がらない理由(その2)
一見、学習者の自律的学習を促進する かのように見えるオンデマンド授業。 なのに、学習者によっては、かえって 学習効果も学習意欲も下げ、学習満足度も 下げてしまう。 こう言うと、 「学習効果が上がらないのは理解できるが、 学習意欲や学習満足度まで下がる のは、本人の責任じゃないか。」 と反論したくなる方もいらっしゃるかと 思います。 確かに。 ですが、現実としてオンデマンド授業を やってうまくいかなかったという事例が たくさんあるのです。 その象徴的なのがMOOC。 MOOCとは、無料の大規模オンライン教育⇒ 続きを読む | Share it now!
オンデマンド授業が自律的学習に繋がらない理由(その1)
このコロナ禍の中、多くの教育機関で なされている授業形態は、大きく 1.対面式授業 2.同時双方向型授業 3.オンデマンド授業 の3つに分類されます。 1.対面式授業とは、教室に学習者を 集めて行う従来型の授業形態です。 目の前に学習者がいるわけですから、 教師にとっては一番学習者の把握も 管理もしやすいと。 とはいえ、このコロナ禍では、できたり できなかったりといった状況ですね。 2.同時双方向型授業とは、対面式授業 をオンライン上で行う授業形態です。 ZOOMを使って行う授業がわかりやすいか と思いま⇒ 続きを読む | Share it now!
オンラインレッスン単価下落を乗り切るには。
最近、twitterでとある日本語教師の方の 「日本語オンラインレッスンの単価が 低すぎてびっくりした。 これでは、やる気が失せる。」 という内容のつぶやきを見ました。 確かに、これはやり切れない。 レッスン単価が下がることによって、 収入が減ってしまうのはもちろんの こと、 これでは、教師としての自尊心まで 棄損され、 日本語教師としての自分の存在価値 まで見失ってしまいかねません。 勘違いしてはいけないのは、 単価が低いのは、けっしてあなたの 指導技術が低いからでも、 あなたの努力が足りないからでも ⇒ 続きを読む | Share it now!
まだ夢見心地/最高のクリスマスプレゼント。
冒頭でもご案内した通り、 「日本語教育能力検定試験」合格者の声 https://www.kanjifumi.jp/pass_report/ を開設しました。 あらためて見てみると、 「このお便りは、あの方だなぁ。」 とか、 「この方は、本当にしっかりがんばって いらしたなぁ。」 と、合格報告メールをいただいた方々の お顔が浮かび、我ながら感慨深くなります。 検定試験に合格するためには、本当に 多大な労力が必要です。 よく、 「3か月の勉強で楽々合格!」 とか、 「誰でも簡単に合格できる!」 などといったキ⇒ 続きを読む | Share it now!
なぜ教案作成しても授業がうまくいかないのか。
多くの先生方、特にデビューから3年目 ぐらいの方々とお話しして感じるのは、 特に、初級文型導入の授業において、 「教案を作らなければ、授業ができない。」 という考えを強く持たれている方が多い ということです。 もちろん、初級文型導入の授業で 教案作成は重要です。 教案を作成することで、授業の流れや 時間配分を事前に設計し、 指導項目に漏れがないか、導入方法が 適切か、 さらには、教材を出すタイミングとか 板書のレイアウト、 (今ならZOOMのホワイトボードの 使い方とか。) 加えて、教師のセリフの一言一言⇒ 続きを読む | Share it now!
いくら説明しても効果なし。でも、質問型に変えたところ。。
「説明すればするほど、クラスが 沈んでしまう。」 「説明ばかりのつまらない授業しか できない自分が情けない。」 「学習者が活発に授業に参加するような スキルを身につけたい。」 と悩んでいませんか。 そんなあなたは、もしかして、 「知識をわかりやすく説明する ことが教師の役目だ。」 「学習者が理解できないのは、 私の説明が足りないからだ。」 と考えていませんか。 私も駆け出しのころ、同じようなことで 苦労しました。 授業準備に時間をかけ、用意したものを 説明するも、すればするほど、目の前の 学習者はやる気を⇒ 続きを読む | Share it now!
【残席9】コロナを機に学びを止める人と学びを加速する人。
新型コロナは、今まさに第3波の 猛威を振るっていますね。 ワクチンが開発されてきていると とはいえ、まだまだ出口の見えない 状況が続きそうです。 ところで、 こうした急変期には、人は大きく 2つのパターンに分かれるように 思います。 すなわち、 学びを止める人と学びを加速する人。 前者は、例えば 「コロナのせいで、コマ数が激減して 収入が一気に減ってしまった。 とても自己投資する余裕はない。」 といった方。 後者は、例えば 「コロナになって、授業が一気にオン ラインになった。 この状況はまだまだ続くだろう⇒ 続きを読む | Share it now!
フランス女性のファッションスタイルのような授業。
篠研の 「初級文型導入の授業準備を短縮する方法」 セミナー にご参加いただいた方のご感想を ご紹介いたします。 実際にセミナーにご参加いただいた方の 声こそ、嘘偽りのない真実。 「確かに授業準備に時間がかかっている。 でも、今の自分を変える勇気がない。」 という方は、ぜひご参考になさってください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初級クラスを持ったころにメルマガに アップされた、このセミナー企画。 即申し込み!タイトルにある「最速10分」は さすがに難しいですが、 まずは1時間!は目指せそうな気が⇒ 続きを読む | Share it now!
【残席12名】「いい人」が集まるロジック。
前回、「いい人」を集めるには、 「受講料を高めに設定する。」 のが効果的という話をいたしました。 通常、こうした話は、とりわけ 教育の場では憚れるものです。 私も正直、この話をすべきか 少し悩みました。 下手に裏側の話をすると、 誤解されたり、曲解されたり、 篠崎に対する変なイメージが ついてしまったりするリスクが あるからです。 ですが、ここをあえてお話し させていただいたのは、 皆さんがこれから、日本語教育を 続けていくためには、 個人でのビジネスは避けて通ること はできないから。 なぜなら、今回のコ⇒ 続きを読む | Share it now!
【残席12名】なぜ篠研には「いい人」が集まるのか。
篠研セミナーには、本当に「いい人」 が集まります。 という、前回からの話の続き。 「いい人」というのは、 ▼良識をわきまえている。 ▼場や人間関係を重視する。 ▼周囲の人への配慮を忘れない。 ▼学ぶ意欲が高い。 ▼自己肯定感が高い。 ▼行動力がある。 ▼takeよりgiveの精神。 ▼基本的に穏やか。 ▼包容力があり、人に寛容。 ▼感謝の気持ちが強い。 ▼批判より建設的意見。 ▼相互扶助。互恵精神が高い。 ▼結果を出すことに意欲的である。 といった人。 できるだけ、こういった人に 篠研を選んでいただくため⇒ 続きを読む | Share it now!
【残席14名】篠研セミナーの参加者の特徴。
篠研セミナーには、大きな特徴があります。 それは、参加者の方が皆さん「いい人」 であること。 本当にありがたいことです。 (今までご参加いただいた皆様、 本当にありがとうございます。) 「いい人」をより具体的に言えば、 ▼良識をわきまえている。 ▼場や人間関係を重視する。 ▼周囲の人への配慮を忘れない。 ▼学ぶ意欲が高い。 ▼自己肯定感が高い。 ▼行動力がある。 ▼takeよりgiveの精神。 ▼基本的に穏やか。 ▼包容力があり、人に寛容。 ▼感謝の気持ちが強い。 ▼批判より建設的意見。 ▼相互扶助。互恵⇒ 続きを読む | Share it now!
【定員20名】説明するから学習者は寝ちゃうんですよ。
しっかり何時間もかけ、そして、 たくさんの専門書をひっくり返して 授業準備をし、 「よし!大丈夫!」 と、勢い勇んで授業に臨み、 事前に調べ上げた文法項目や、 考えに考え抜いた例文を、 学習者の前で滔々と説明。 「よし!完璧!」 と満足したところで、ふと学習者を 見ると、 一生懸命説明したにもかかわらず 学生の大半が机の上でうつ伏せに なって寝ている。 せっかくしっかり準備してきた だけに、 教師としては、ショック極まり ないですよね。 実際、多くの先生方のお話を 聞いてみると、 「授業をちゃんと聞いてく⇒ 続きを読む | Share it now!
国内就職希望外国人が日能試N2・1に合格すべき理由。
先週の村崎先生の 「在留資格法令セミナー」 さらに、先日の長崎先生の 「企業研修における日本語教育 セミナー」 で明らかになったこと。 それは、 【国内就職希望の外国人にとって日能試 N2・1合格がいかに重要か。】 ということ。 結論から申し上げますと、 1.国内就職希望で、日能試N2・1に届き そうな学習者に対しては、積極的に N2・1合格のメリットを伝え、受験 指導すべき。 2.それだけに、日本語教師もまた、 日能試対策指導スキルを身につける べき。 ということ。 もちろん、受験指導が日本語教育のすべ⇒ 続きを読む | Share it now!
「今の自分に必要か否か」で判断してはいけない理由。
もしあなたが、日本語教師人生において 「持続的成長」 すなわち、時間の経過とともに、 だんだん指導がうまくなっていく、 楽しくなっていく、 楽になっていく、 安定していく という状態に持っていきたいのなら、 自己投資の判断基準を 「今の自分に必要か否か」 ではなく、 【いずれ必要になるか否か】 あるいは、 【今の時代の流れに必要か否か】 という発想を持たれるといいでしょう。 とはいえ、限りある経済的資源に対して、 「いつ必要になるかわからないものに 自己投資などできるか。」 「今の時代の流れなど、複雑すぎ⇒ 続きを読む | Share it now!
意味不明な専門用語をただ丸暗記していませんか。
今回は、 「検定試験の勉強で、意味不明な専門用語を ただ丸暗記するような勉強だと、うまく いきませんよ。 1つ1つ理解しながら学び進める方が、 遠回りなようで一番の近道ですよ。」 というお話。 特に中高年の方で、検定試験でなかなか 結果が出せない方を見てみると、 どうやら共通点があるように思います。 もっとも典型的なのが、 ▼せっかちで短期決戦思考の方。 「とにかく半年でマスターするぞ!!」 そう意気込んで、本屋に行き、 「検定試験は、この1冊でマスター!!」 みたいな宣伝文句に踊らされて参考書 を購入し⇒ 続きを読む | Share it now!
作文が苦手な学習者に作文を促す魔法の質問とは。
作文が苦手な学習者、クラスに2~3人は いませんか。 本当は、400字ぐらいの文章を書かなければ ならないのに、 どうしても、100字か200字ぐらいで手が止まって しまう。 そんな時に効果を発揮する3つの質問をご紹介 します。 それは、 ▼「どうして?」 ▼「例えば?」 ▼「ということは?」 です。 学習者の文章を1つ1つ見ていきながら、 これらの質問を投げかけては、文章を 書き足しさせ、 また、次の文章にこの質問を投げかけては、 さらに、文章を書き足しさせる。 そうすると、いつの間にか400字ぐらいは⇒ 続きを読む | Share it now!
自動詞・他動詞の定義を正確に40字で答えよ。
検定試験対策であれ、現場での指導であれ、 専門用語の定義を正確に言語化できる というのは、とても大事なことです。 なぜなら、その定義が重要な判断基準に なるからです。 どんな業種業態であっても、判断基準が 曖昧であったり、ブレたりしたら、 絶対にいい仕事はできませんよね。 日本語教育も、まったく同じです。 例えば、「自動詞」と「他動詞」。 検定試験でも、教育現場でも、よく 使われる超基本的な専門用語です。 例えば、「開く」は自動詞、「開ける」 は他動詞です。 下の例を見てください。 例1)ドアが開く。(自⇒ 続きを読む | Share it now!
「日本語教師×前職」でブランディングせよ!
今日、twitterとfacebookで以下のような つぶやきをしました。 ==================== 前職から転職して日本語教師を目指す方へ。 今までのキャリアをリセットするのではなく、 【日本語教師×前職の知識・経験・スキル】 でリブランディングしてみてください。 それが、あなたの強烈な強みになります。 ==================== なかなか反応がよかったので、 今回は、この点について少し解説しますね。 前職から転職して日本語教師を目指そうと なさる方を見ていると、 どうやら⇒ 続きを読む | Share it now!
公認日本語教師がなくなる?(その4-希望)
本テーマの4回目。 今回が最終回です。 ここまで読んできて、 「なんだよ!公認日本語教師ができたら 今より待遇がよくなると思っていたのに、 あまり変わらないと言われるし、 そもそも制度そのものが頓挫している ようだし、 結局何も変わらないのか!」 そう思われた方もいらっしゃると思います。 ですが、本当に 「何も変わらない」 のでしょうか。 本当は、 「今まで通りの、何も変わらないところに 安住している。」 だけなのではないでしょうか。 ここで言う「何も変わらないところ」 とは、すなわち、 「日本語学校に雇⇒ 続きを読む | Share it now!
公認日本語教師がなくなる?(その3-肩透かし)
本テーマの3回目。 今回は、 (1)「公認日本語教師」の実施の有無が 教師の待遇に関係するか、 (2)これから私たちはどう進めばいいのか、 のうち、特に(1)についてお話ししたいと 思います。 結論から言うと、 (1)さして変わらない。 (2)ビジネス感覚を高めながら、継続的に 行動すれば、未来は明るい。 というのが私の考えです。 まず(1)から。 おそらく多くの日本語教師の方は、 「公認日本語教師になれば、日本語教師の 社会的地位も上がり、待遇もよくなる だろう。」 と思われるかもしれません。 もちろん⇒ 続きを読む | Share it now!
公認日本語教師がなくなる?(その2-雑多)
前回の話の続き。 事の発端は10月21日に行われた 「日本語教育推進議員連盟 第十三回総会」 の報告 https://bit.ly/3jYWlPQ の中の報告書 「日本語教師の資格創設及び日本語教育機関 の類型化に関する検討状況」 https://bit.ly/3oWSJlq の中の、文化庁国語課長柳澤好治氏の 発言。 以下、引用。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <法律に基づく国家資格とすることの必要性> ・「日本語教育の質担保や対外的な公証性」を 目的とするならば、 個人や団体等を法律以⇒ 続きを読む | Share it now!
公認日本語教師がなくなる?(その1-発端)
最近、 「公認日本語教師制度がなくなる んじゃないか?」 という話で日本語教育界が少し ざわついているようですので、 この話題について、私なりに 解説したいと思います。 結論から言うと、 「今のところ、まだ何とも言えない。 それよりも、 これから日本語教師としてやって いきたいのであれば、 本制度が実施されるか否かよりも もっと真剣に考えなければならない ことがある。 そこをしっかり考え、行動すれば、 日本語教師としてのあなたの未来は 明るい。心配ない。」 というのが、私の考えです。 と、その前に、そもそ⇒ 続きを読む | Share it now!
動詞の活用から今を生き抜く思考法を読み解く(その4)
今回は、4回シリーズの最終回。 しっかり課題に取り組まれた方、 本当にお疲れさまでした。 これまで取り組んでこられた 「動詞の活用ルール学習」 いったいどのような意味がある のでしょうか。 まず、これまでやってきたこと というのは、 1.「書く」「起きる」「寝る」 という、実在する動詞の活用形 を確認し、 2.そこから、五段動詞、一段動 詞の活用ルールを抽出し、 3.そのルールを架空の動詞 「くじらる」「ひつじる」に あてはめてみた。 ということ。 この思考というのは、結局のところ、 1.具体的事象をつぶ⇒ 続きを読む | Share it now!
動詞の活用から今を生き抜く思考法を読み解く(その2)
前回出した宿題、やってみましたか? 繰り返しになりますが、 今やっていることは、 単に日本語の動詞の活用ルールを 知るということではなく、 【これからの時代を生き抜くための 大変重要な思考を身につける】 というかなり大きな狙いがあります。 今やっていることは、 ごく普通の見慣れた動詞から、 「動詞の活用」 という普遍的なルールを抽出する という作業。 ある種の思考実験です。 というわけで、 まずは答え合わせをしましょう。 下が、答えです。 --------------------- 【宿題】 五段動詞「書⇒ 続きを読む | Share it now!
動詞の活用から今を生き抜く思考法を読み解く(その1)
今日は、大学で「言語習得論」 の授業がありました。 この授業では、 ▼人はどうやって母語を習得するの? ▼人はどうやって第二言語を習得するの? ということを、学生と一緒に 考えたり体験したりして学ぶ 授業です。 受講生は、大学2年生。 ほとんどが日本人ですが、 留学生もいます。 ちなみに、ほとんどの学生にとって 日本語教育学は専門外。 第1回から今回までは母語の習得を 扱っています。 で、先週と今日は 「動詞の活用」 がテーマ。 先週は、動詞の活用表に 五段動詞「書く」 上一段動詞「起きる」 下一段動詞「⇒ 続きを読む | Share it now!
PDCAサイクルの限界とその先の概念(その2)。
まずは、前回の復習から。 PDCAサイクルとは、 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー PDCAサイクル (PDCA cycle、plan-do-check-act cycle) は、生産技術における品質管理などの 継続的改善手法。 Plan(計画)→ Do(実行) → Check(評価)→ Act(改善) の 4段階を繰り返すことによって、業務を 継続的に改善する。 ーWikipedia ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このPDCAサイクルには、大きな欠点と いうか、限界があるのでした。 そ⇒ 続きを読む | Share it now!
PDCAサイクルの限界とその先の概念(その1)。
PDCAサイクルとは、 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー PDCAサイクル (PDCA cycle、plan-do-check-act cycle) は、生産技術における品質管理などの 継続的改善手法。 Plan(計画)→ Do(実行) → Check(評価)→ Act(改善) の 4段階を繰り返すことによって、業務を 継続的に改善する。 ーWikipedia ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 一般企業でお仕事をなさった経験の ある方は、 職場でもよく聞かれたのではないかと 思います。 実は⇒ 続きを読む | Share it now!
検定試験出る問シリーズ(5)-謙譲語Iと謙譲語IIの違いは?
敬語は、検定試験にも毎年のように 出題される常連項目。 そして、敬語が出題されるとほぼ100% 「謙譲語Iと謙譲語IIの違い」 が問われるわけですが、 私たちにはあまり馴染みのないものである だけに、 「違いがよくわからない。」 という方が多いようです。 そういうこともあって、私の検定対策 セミナーでは、敬語の問題をよく扱って います。 で、この謙譲語Iと謙譲語IIの違いが 一発でわかる例文があります。 下の問題を考えてみてください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【問題】 「言う」の謙譲語⇒ 続きを読む | Share it now!
検定試験出る問シリーズ(4)-「語用論的転移」の鉄板事例。
「語用論的転移」 なんですか、それ? そう思われる方もいらっしゃる かもしれません。 語用論的転移とは、母語の影響 による誤用の一種で、 ざっくりいうと、 「ものの言い方にかかわる誤用」 を言います。 文法や語彙の使い方としては 間違っていない、 しかし、目標言語の母語話者は そんな言い方をしない、 そういう誤用のことです。 平成23年度の検定試験にこのような問題が 出題されました。 ======================== 問3 英語から日本語への「語用論的転移」の例とし て最も適当なものを、次⇒ 続きを読む | Share it now!
検定試験出る問シリーズ(3)-試験IIアクセント問題楽勝法。
「検定試験試験IIアクセント問題が苦手!」 という方が必ず一定の割合でいらっしゃいます。 確かに、外国人が話す6拍から8拍の日本語の アクセントを瞬時に聞き分けるというのは、 簡単なことではありません。 (ただ、現場は常にその連続ですが。) しかしながら、そういう方の話をよくよく 聞いてみると、 「3~4拍だったら分かるんです。 でも、試験のように6~8拍になると もうついていけなくなるんです。」 なるほど。 であれば、アクセント問題の音声を前後半に分け、 前半部分と後半部分で聞いて判断してみては いかが⇒ 続きを読む | Share it now!
検定試験出る問シリーズ(2)-寝ても覚めても先行オーガナイザー。
検定試験の試験IIIでは、授業計画などを 含んだ、いわゆる授業実践問題が出題されます。 その中で、特に読解と聴解の授業実践の問題では ほぼ間違いなく、1問目に 「先行オーガナイザー」 についての問いがあります。 先行オーガナイザーとは、 「読解活動や聴解活動の際、素材に関する学習者の スキーマ(背景知識)を活性化させるために行わ れるやりとり」 のこと。 例えば、読解の授業でお化けに関する文章を読む のであれば、 本作業の前に、学習者とお化けについて知っている ことや経験したことなどについて軽く話し合うと⇒ 続きを読む | Share it now!
検定試験出る問シリーズ(1)-形容詞の種類と人称制限とエトセトラ。
過去10年分の検定試験を見てみると、 形容詞に関する問題が、意外とそこかしこに 見られます。 で、検定試験で形容詞の問題が出たら 「ラッキー!!」 と思ってください。 なぜなら、問われる内容がほぼほぼ決まって いるからです。 まず、鉄板なのは 「形容詞の種類と人称制限」 形容詞には、「長い」「重い」「白い」など 物や人の性質や状態を表す属性形容詞と、 「うれしい」「楽しい」「悲しい」など 人の感覚や感情を表す感覚・感情形容詞の 2種類があります。 これが形容詞の種類。 そして、人称制限というのは、 属性形⇒ 続きを読む | Share it now!
「ダイグロシアなんて明日の授業に関係ない」という誤解。
いよいよ検定試験まで10日を切りましたね。 知識はしっかり仕上がっていますか。 今までの試験勉強を改めて振り替えてってみると、 「とりあえず試験勉強だから憶えたものの、 そもそもこんな知識、現場で何の役に立つの?」 と思いながら、仕方なしに憶えたものってあり ませんか。 例えば、「言語と社会」の分野で頻出のダイグロシア。 「ダイグロシア(diglossia)とは、二言語変種併存 ともいい、ある集団内に2つの言語体系(あるいは 言語変種)が、同時に使用されている状況を言いま す。 これは、ファーガソンが提唱⇒ 続きを読む | Share it now!
晴耕雨読-大事なのはインプットとアウトプットの●●●。
日本語教師の成長にとって、 勉強(=インプット)と 実践(=アウトプット)の バランスは、 いくら言ってもいい過ぎないほど 大事なポイント。 勉強だけでは単なる知識マニアだし、 実践だけでは単なる力技。 経済学者のピーター・ドラッカーも 「実践なき理論は空虚であり、 理論なき実践は無謀である。」 と言っていますが、まさにその通りだと 思います。 ただ、それにさらに付け加えるならば、 「タイミング」 も大きな要素ではないかと思うのです。 つまり、世の中の時流に鑑みて、 今はじっくりインプットに専念すべき タ⇒ 続きを読む | Share it now!
ビジネスパーソンに対する日本語レッスンで失敗する理由。
ビジネス日本語を専門とする先生方に お話を聞くと、 「日本語教師でも、ビジネス日本語を うまくできる人と、できない人が いるんですよね。」 とのこと。 実際、皆さんの中にもビジネスパーソンに レッスンをして、渋い経験をなさった方も いらっしゃるのではないでしょうか。 例えば、 ▼急にレッスンを打ち切られた。 ▼「もっとこうしてくれ」とクレーム を受けた。 ▼「他の教師に変えてくれ」とあからさまに 教師のチェンジを求められた。 確かに、学習者のニーズに応えきれなかった 面は否めないものの、 そもそも、私たち⇒ 続きを読む | Share it now!
今この瞬間に日本語教師としての自信に満ち溢れる唯一の思考。
「検定試験には合格したものの、日本語教師としての 自信が持てない。」 「なかなか自分に自信が持てず、悶々としながら 日本語教師を続けている。」 日本語教師の方とお話しすると、少なからぬ方が このような悩み、いや、悩みというより強い心の 痛みを持っていらっしゃるようです。 確かに、私も駆け出しのころは、なかなか自分に 自信が持てませんでした。 とりわけ私は、学部は教育哲学と、日本語教育とは まったくの畑違い。 日本語教育を始めたのは大学院からで、同期とは 最初から知識もスキルも悲しいほどの差がありました。 ⇒ 続きを読む | Share it now!
「地域における多文化共生推進プラン」(改訂)を読む(最終回)
シリーズ 「地域における多文化共生推進プラン」(改訂)を読む。 出典先は、こちら。 「地域における多文化共生推進プラン」の改訂 https://bit.ly/3d2vHnx 最終回の今日は、 「4.多文化共生施策の推進体制の整備 」 「5.多文化共生の推進に係る指針・計画の策定」 ここでは、地方公共団体における多文化共生推進の 取り組み方について書かれています。 特に、県や市区町村の国際交流協会や関連の課と 関わっている方にとっては、しっかり押さえておきたい 内容ですね。 では、早速、本文。 ======⇒ 続きを読む | Share it now!
「地域における多文化共生推進プラン」(改訂)を読む(その6)
シリーズ 「地域における多文化共生推進プラン」(改訂)を読む。 出典先は、こちら。 「地域における多文化共生推進プラン」の改訂 https://bit.ly/3d2vHnx 第6回の今日は、 「3.地域における多文化共生を推進するための具体的な 施策」 の3回目。 予めお詫び申し上げますが、本日の引用は めちゃめちゃ長いです(>_<) というわけで、早速、本文。さっさと本文。 ========================== 3.災害時の支援体制の整備 ア.外国人に関する防災対策の推進 訪⇒ 続きを読む | Share it now!
「地域における多文化共生推進プラン」(改訂)を読む(その5)
シリーズ 「地域における多文化共生推進プラン」(改訂)を読む。 出典先は、こちら。 「地域における多文化共生推進プラン」の改訂 https://bit.ly/3d2vHnx 第5回の今日は、 「3.地域における多文化共生を推進するための具体的な施策」 の2回目。 読むのが大変かもしれませんが、一度読んでしっかり読んで おくと、後々楽です。 なぜなら、各省庁や政府が出す多文化共生推進施策は、 どれも似たり寄ったりだからです。 2018年以降、なんやかんやでこの手の報告書はたくさん 出されましたが、 表面上の⇒ 続きを読む | Share it now!
「地域における多文化共生推進プラン」(改訂)を読む(その4)
シリーズ 「地域における多文化共生推進プラン」(改訂)を読む。 出典先は、こちら。 「地域における多文化共生推進プラン」の改訂 https://bit.ly/3d2vHnx 第4回の今日は、 「3.地域における多文化共生を推進するための具体的な施策」 を読みます。 とても長いので、3回に分けてお送りします。 具体的な施策にまで踏み込んでいるということは、実施段階 まで事が詰められているということ。 今後、行政レベルでどんどん実現されていくのだろうと、 個人的には期待しています。 とはいえ、実働人材が不足し⇒ 続きを読む | Share it now!
「地域における多文化共生推進プラン」(改訂)を読む(その3)
前々回から始まりましたシリーズ 「地域における多文化共生推進プラン」(改訂)を読む。 出典先は、こちら。 「地域における多文化共生推進プラン」の改訂 https://bit.ly/3d2vHnx 第3回の今日は、 「2.地域において多文化共生施策を推進する意義」 を読みます。 ある意味、地域に密着する日本語教師にとっては 最も関係のある部分かもしれません。 以下、本文。 ========================== 2.地域において多文化共生施策を推進する意義 地域における多文化共生を推進すること⇒ 続きを読む | Share it now!
「地域における多文化共生推進プラン」(改訂)を読む(その2)
前回から始まりましたシリーズ 「地域における多文化共生推進プラン」(改訂)を読む。 第2回の今日は、 「1.改訂の背景」 を読みます。 ここを読むことで、これまでの経緯や課題、そして 改訂の根拠など、 今までの大きな流れをつかむことができます。 もちろん、中には今年の検定試験と関連する内容も 含まれている可能性も高いです。 なにより、これから現場に立ったときに、目の前の 状況がどういうスキームの中で起こっているのかが 俯瞰的に理解することができるでしょう。 それだけに、日本語教育に携わる人間⇒ 続きを読む | Share it now!
「地域における多文化共生推進プラン」(改訂)を読む。
今回は、総務省が9月10日に出した、 「地域における多文化共生推進プラン」の改訂 https://bit.ly/30o5zhM を読んでいきます。 というのも、この文書は、今後特に地方公共団体の 多文化共生に関わる活動をさらに促す材料だからです。 もともと「地域における多文化共生推進プラン」は 平成18年に出されました。 今回の改訂は、その後の社会情勢、とりわけ 1.外国人住民の増加・多国籍化 2.在留資格「特定技能」の創設 3.多様性・包摂性のある社会実現の動き 4.デジタル化の進展 5.気象災害の激甚⇒ 続きを読む | Share it now!
グダグダ説明するのではなく、●●●の爆発力を利用せよ。
今日は、大学で中級日本語の語彙の授業 の2回目。 留学生がコロナの影響で韓国在住のため、 授業はZOOMを使ったオンラインで行っています。 で、韓国語母語話者と言えば、やはりイント ネーションがネック。 ということで、シャドーイングのトレーニング を初めて入れてみました。 留学生もみな初めて。 テキストの中の短めの文章(150字程度)を 付属の音声に沿って練習。 初めてとあって、ほとんどできません。 例えば、こんな感じです。 音声:地球温暖化の原因は、二酸化炭素の層が… 学生:………地球オン………カノ……⇒ 続きを読む | Share it now!
授業力を上げたければ、まず授業パターンのストックを。
篠研メルマガには毎日たくさんの方から いろんな相談メールを頂戴するわけですが、 その中に、既に現場に立っていらっしゃる方で 「まだまだ自分の授業に自信が持てない。」 という方が少なからずいらっしゃいます。 そうした方の話をよくよく聞いてみると、 決して文法や語彙、指導法等に関する知識が ないわけではなく、 ある方は420時間コースで学ばれたり あるいは、ある方はご自身で専門書を読まれて 勉強なさったり、 という方が少なくないわけですね。 にもかかわず、ご自身の授業に自信が持てないと。 一方で、 先生方の中⇒ 続きを読む | Share it now!
「お金払うので先生の授業を受けたい。」と学習者に言わせて初め てプロ教師。
「お金払うので先生の授業を受けたい。」 と言わせて初めて、プロの日本語教師と 言えるのではないか そう思います。 日本語教師の中には、できるだけ安い価格で (できれば無料で) 教育サービスを提供することが善であると 考える方もいらっしゃるようです。 中には、学習者から対価を受け取ること自体、 好ましくないことであると考える方も いらっしゃるようです。 人それぞれなので、否定はしませんが、 私は日本語教師で身を立てていくのであれば、 「お金払うので先生の授業を受けたい。」 もっと言えば、 「値上げしてでもい⇒ 続きを読む | Share it now!
2020年を振り返ってみる。-時事問題対策(4)。
前回から引き続き、「振り返ってみる」シリーズ。 第4回、最終回の今日は、 「2020年を振り返る。」 今年1月から5月までのニュースを振り返ります。 その前に、前回重要事項をご紹介しておりませんでした。 これです。 2019年12月20日 外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策(改訂) http://www.moj.go.jp/content/001311603.pdf これは超重要文書ですので、必ず目を通しておいてください。 では、早速見てみましょう。 (なお、月内の順番は順不同です。 リンク切れ記⇒ 続きを読む | Share it now!
2018年を振り返ってみる。-時事問題対策(2)。
前回から引き続き、「振り返ってみる」シリーズ。 第2回の今日は、 「2018年を振り返る。」 では、早速見てみましょう。 (なお、月内の順番は順不同です。 リンク切れ記事はご容赦ください。) 2018年 1月 ・「外国人留学生在籍状況調査」及び「日本人の海外留学者数」等 について:文部科学省 https://goo.gl/sd2exq 最新の情報です。今年検定試験を受ける人は要チェック!! ・法務省 日系4世の就労制度を創設 日本語能力など条件に :毎日新聞 https://mainichi.jp/art⇒ 続きを読む | Share it now!
相談相手がいなく、一人で煮詰まっていませんか。
コロナ禍ですっかりオンライン教育が定着 した感のある昨今ですが、 逆に、オンラインストレスが溜まってきて いる時期ではないか、と私は感じています。 実際、検定対策セミナーや教え方セミナーの 終わりに、ご質問を受け付けると、 セミナーの内容だけでなく、それ以外のご質問 も堰を切ったようにたくさんいただくのです。 おそらくオンライン教育になったことで、 教師の集まる機会が減り、 教師仲間のざっくばらんなコミュニケーション の場が急激に減ったことが原因ではないかと 感じています。 こうした中で、私がとても危惧し⇒ 続きを読む | Share it now!
とりあえず「篠研サロン」をやってみます。参加者募集。
さて、かねてより話題に上がっていた「篠研サロン」。 いろいろ考えていても埒が明かないので、とりあえず 見切り発車で一度やってみようと思います。 基本的な枠組みは以下の通りです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【「物心両面で自立した日本語教師」の育成を目指す 篠研サロン】 趣 旨:日本語教師で起業(個人事業)したい人を後押 しし、「物心両面で自立した日本語教師」の育成を 目的に授業運営や事業経営(主に個人事業)の方法 などについて相互にアイデアを出し合う、参加型の 場を提供します。 実施⇒ 続きを読む | Share it now!
総収入の10%を自己投資に回さない教師のなれの果て。
私がまだ本格的な日本語教育の勉強を始める前、 家庭教師かなんかで外国人に日本語を教えたこと がありました。 文法かなんかをひとしきり説明した後、その学習者が、 「先生、今先生が言った『ン』は、『ン』ですか、 『ン』ですか、『ン』ですか。」 と聞いてきました。 その時の私は、まだ音声学の知識がなかったので、 「何言ってるの?そもそも言っている意味が分からない。」 と半ギレ状態。 つまり、質問の意味が分からなかったんですね。 もちろん、音声学の知識がある今なら、 「今の私の『ン』の音が、なのか、なのか、 なの⇒ 続きを読む | Share it now!
先行オーガナイザーの真の価値は、「マツコの知らない世界」?
前回、先行オーガナイザーについて紹介しました。 「先行オーガナイザー」とは、 「読解活動や聴解活動の際に行われる、本文の テーマに関する知識を活性化させる活動のこと。」 https://www.kanjifumi.jp/keyword/senkooganaiza/ 特に、検定試験試験IIIの読解、聴解の授業実践問題 では、必ず問われる項目ですので、しっかり覚えて おきましょうね。 と、ここまでが検定試験対策レベルの話。 ここまでなら、検定試験の勉強をなさっている方で あれば、おおかた知っていることではない⇒ 続きを読む | Share it now!
検定試験受験者必読!読解・聴解の授業実践問題の必出問題とは。
検定試験試験IIIならではの問題に、授業実践問題 があります。 授業実践問題とは、問題が授業プラン、授業結果、 学習者の感想・成果物などからなり、 「こんな授業プランに沿って授業をしたら、 こんな結果になりました。 さて、どうでしょう。」 というような体の問題のことを言います。 (私が勝手にそう名付けました。) 問題の中には、初級クラスの問題や中級クラスの問題、 会話、作文、読解、聴解といった技能別の授業など、 さまざまなタイプの実践問題があります。 余談になりますが(でも超大事)、 こういう問題は、検定⇒ 続きを読む | Share it now!
今までのキャリアはすべて、これからの日本語教師ライフの布石。
先日、 「日本語教師として起業したいが、どうしたら いいのかわからない。」 というお悩みを持ったT.K様に個別コンサルを させていただきました。 T.K様、個別コンサルをご利用いただき、あり がとうございました。 以下、ご感想(抜粋)。 ----------------------- プライベートでオンラインをメインに教えて約4年目 になりますが、最近思うところあって学校に職を 見つけました。 それでも「起業」した知人の話をきき、なんとなく ぼんやりと、自分の生活のことを考えるようになり ました。 もちろ⇒ 続きを読む | Share it now!
むずかしいことをやさしく。やさしいことをふかく。ふかいことを ゆかいに。
このところ、冒頭で私のセミナーにご参加いただいた 方々のご感想をご紹介しておりますが、 そこでふっと思い出したことがありましたので、 書き綴ります。 それは、私が検定試験対策セミナーで解説する際に 気を付けている、井上ひさしのことばです。 「むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをゆかいに ゆかいなことをまじめに」 難しいことを難しいまま、 例えば、難しい専門用語を別のもっと難しい 専門用語で解説されても、余計にわからなく なりますよね。 だから、私の場合、難しいことをできるだけ誰でも⇒ 続きを読む | Share it now!
検定試験受験時には「自己ヘルスチェック表」の提出が義務?
日本語教育能力検定試験実施団体である 日本国際教育支援協会(JEES)のサイトに 【新型コロナウイルス感染症への対策について】 という記事がアップされました。 こちらをご覧ください。 http://www.jees.or.jp/jltct/ ここに以下のように書かれています。 -------------------------- 今年度の日本語教育能力検定試験実施にあたっては、 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止及び受験者の 方の安全確保に十分配慮した上で、実施いたします。 -------------⇒ 続きを読む | Share it now!
伊藤園の「おーいお茶」は、なぜ「おーいお茶」なのか。
伊藤園の「おーいお茶」が、どうして「おーいお茶」 という名前なのか、皆さん、ご存知ですか。 ん?知らない? ボーっと生きてんじゃねーよ!!!!!(笑) 実は、この「おーいお茶」、もともとはこんな名前 ではなく、 「伊藤園の煎茶」 という名前だったそうです。 (ここまで読んで、 「だから何?日本語教育と関係ないじゃん。」 と思った方、実はあるんです。) ところが、この「煎茶」がまったく売れない。 困った伊藤園は、何とか売れないものかと会議を しました。 「どうやったら売れるか。」 「どうやったら買ってもらえ⇒ 続きを読む | Share it now!
ゴールまで行きつかないと記録はつかないよ、という話。
(以下は、今日facebookに投稿した文章ですので、 「もう読んだ。」という方は、読み飛ばして くださいね。) 昨日一昨日実施した検定試験直前対策セミナーでの 気づきを。 検定試験の勉強をしている方の多くは、 「1回で合格しないと恥ずかしい。」 「1年で合格しないと恥ずかしい。」 という考えを持たれているように思います。 そして、1回で合格しなかったら、1年で合格しなかったら、 自分には才能がないと見切って諦める。 でも、それは明らかに違うし、一番もったいない考え方です。 なぜなら、努力したことが結果と⇒ 続きを読む | Share it now!
生き残るために必要なこととは。-「難破船の三人の乗客」(その2)
前回 『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』 https://amzn.to/2EC3VRB の中で、「難破船の三人の乗客」という寓話を紹介し、 「3人のうち、ベストな選択をしたのは誰でしょうか。」 という宿題を出しましたが、考えてみましたか。 昨日、今日登録した方もいらっしゃるので、復習を かねて再度「難破船の三人の乗客」を掲載しますね。 ------------------------- ある時、帆船が嵐に遭って難破した。 流れ着いたのは、フルーツのたわわに実る島であった。 船はその島で修理を済ま⇒ 続きを読む | Share it now!
生き残るために必要なこととは。-「難破船の三人の乗客」
『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』 https://amzn.to/2EC3VRB の中で、「難破船の三人の乗客」という寓話が 紹介されています。 「タルムード」とは、 ------------------------- モーセが伝えたもう一つの律法とされる「口伝律法」を 収めた文書群である。6部構成、63編から成り、ラビの教 えを中心とした現代のユダヤ教の主要教派の多くが聖典 として認めており、ユダヤ教徒の生活・信仰の基となっ ている。 -wikipedia ------------------⇒ 続きを読む | Share it now!
学習者がワクワクする授業を実現するためのスキル3選(その3)
学習者がワクワクする授業を実現するためのスキルを これまで、2つご紹介してきました。 復習すると 【スキル1 とにかく一生懸命全力で取り組む】 【スキル2 学習者にしゃべらせろ】 今回は、 【スキル3 授業にユーモアを】 「はぁ?」 と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 「授業なんだから、真面目に一生懸命勉強する のがホントでしょ。ユーモアなんて余計!」 そんな声が聞こえてきそうです。 もちろん、真面目に一生懸命勉強することを 否定するわけではありません。 それはそれで大事なことです。 ですが、徹頭⇒ 続きを読む | Share it now!
学習者がワクワクする授業を実現するためのスキル3選(その2)
学習者が退屈してしまうのは、とりもなおさず 【退屈な授業をしている】から。 そして、そんな授業になってしまう一番の理由は、 【教師自身が心から授業を楽しんでいないから】 こんな状況を打破する第一のスキルとして前回、 【スキル1 とにかく一生懸命全力で取り組む】 をご紹介しました。 今さらと思われるかもしれませんが、その冷めた 感覚こそが、一番のボトルネックなのです。 ぜひ、1回1回の授業を「一期一会」と唱えながら 完全燃焼してみてください。 で、今回のスキルは、ずばり 【スキル2 学習者にしゃべらせろ】 ⇒ 続きを読む | Share it now!
学習者がワクワクする授業を実現するためのスキル3選(その1)
学習者が退屈してしまうのは、とりもなおさず 【退屈な授業をしている】から。 そして、そんな授業になってしまう一番の理由は、 【教師自身が心から授業を楽しんでいないから】 「確かに楽しんでないなぁ。。。」 と思わずへこんでしまった方。 大丈夫です(^_^) これから変わればいいんです(^_^) これから、あなた自身がわくわくするような授業を していけばいいんです。 そうすれば、おのずと学習者も前のめりに授業を 受けてくれるでしょう。 そして、「先生の授業、楽しいです。」と言って くれるようになるはずです。 ⇒ 続きを読む | Share it now!
退屈な授業を「学習者前のめり授業」に一変させるたった1つの自問。
日々、読者の方や篠研会員様からたくさんの ご質問を頂戴しています。 その中で時々目にするのが、 「私のが授業の時、学習者がいつも退屈そうにしている。 どうしたらいいのでしょうか。」 というお悩み。 これは、教壇に立つ身としてはきついですよね。 何を隠そう、駆け出しのころの私もはじめはそうで した。 でも、今の私は違います。 退屈そうにしている学習者は、まずいません。 皆、前のめりです。 どうしてそうなったのか。 それは、学習者が退屈にしている理由がわかり、 それを克服するために努力したからです。 今日は、⇒ 続きを読む | Share it now!
やる気があるから行動するのではなく、行動するからこそやる気が出る。
「やる気がないから、動けない。」 という人がいます。 おそらくそういう人は、 「やる気さえ出れば、いくらでも頑張れるのにな。」 と思っているのでしょう。 ですが、そういう人は死ぬまでやる気は出ません。 何もしないまま、一生終わる人です。 行動するからこそやる気に火が付くのです。 とにかく四の五の言わずに行動する。 そうすると、坂のてっぺんにある心の石が、 一回ごろんと転がる。 そうすると、慣性の法則が働いて、もう一回 ごろんごろんと転がる。 ここまでくればしめたもので、どんどん勢い がついていって一気に坂⇒ 続きを読む | Share it now!
三代にわたる言語学一家「金田一家」の、偉大過ぎる父故の苦悩。
本メルマガ読者のS様より、お便りを頂戴いたしました。 S様、お便りありがとうございました。 ========================= 篠崎先生 いつもメルマガを拝読させて頂いております。 Sです。 いつもありがとうございます。 日本教育に関する見解や逸話など大変勉強になっています。 話が楽しいので飽きません。(笑) 検定勉強のために、ソシュールと言えば、記号の能記、 所記という二面性や、ラングとパロールという概念 (ぼんやりしか理解できてませんが…汗) の提唱などぐらいは勉強しました⇒ 続きを読む | Share it now!
「昼食」の語彙導入で使えるちょっとトリッキーなボキャビル。
『中級から学ぶ日本語』の第16課「がんばる」の 「新しい語彙」に「昼食」が出てきます。 実は、このテキスト、最近三訂版が出され、 確認したところ、「がんばる」の課は削除 されていました。残念。 ただ、この語彙自体は中級でよく出てくるもの ですので、気を取り直してご紹介したいと思います。 さて、この「昼食」、新出語彙として導入する際、 どのように学習者に提示しますか。 「篠研の検定試験対策講座」では、 「初中級の指導法」と「レベル別語彙指導法」で、 中級語彙指導のポイントを以下のように紹介して⇒ 続きを読む | Share it now!
伊沢修二と童謡「蝶々」の知られざる接点とは。
伊沢修二といえば、台湾総督府学務部長として 日清戦争後の台湾で日本語教育を開始した人物。 特に、検定試験では日本語教育史、特に戦中の 日本語教育では超重要人物といえます。 ここから芋づる式に、芝山巌事件とか山口喜一郎 とか、グアンとかサイコロジカルメソッドと出て くれば、 「受験脳に仕上がってますなぁ。」 といった感じでしょうか。 とはいえ、日本語教育史で伊沢修二といっても 出てくるのはこれぐらい。 でも、これでは歴史の重要人物も記憶薄です よね。 そこで、今回は伊沢修二を一発で印象付ける 興味深い話をご⇒ 続きを読む | Share it now!
調音点難民必読。検定試験でよく問われる子音は●段と●行の音。
検定試験で出題される調音点がらみの子音の問題。 皆さん、対策は大丈夫ですか。 「ヒの調音点、どこだったかなぁ。」 「チの調音点、どこだったかなぁ。」 という方も少なくないのではないでしょうか。 ちなみに、ヒの調音点は硬口蓋、チは歯茎硬口蓋。 もうこの時点で、調音点の海に溺れそうな方も いらっしゃるかもしれませんね(笑) まさに、調音点難民。 このままでは、試験で得点できないばかりか、 なにより音声学が嫌いになってしまいます。 こんな状態では、現場に立ったときに学習者に 適切に音声指導ができません(困った)⇒ 続きを読む | Share it now!
「できる環境になったら。。」そう思う限り、永遠に来ないです。
3年前の事。 週に一度剣道のご指導をしてくださっている 70代ほどの先生に、 「ぼちぼち六段受審の準備をしていこうかと 思います。」 と言ったところ、間髪入れず 「いやもう、そうならすぐ受審しなさい。」 と言われました。 「ぼちぼちなんか言っていたら、あっという間に 年を取ってしまう。 年を取ったら、なお合格しにくい。 受審したって、1回で合格するわけじゃない。 そこからまだ何年もチャレンジしないと合格 できない。 だから、すぐ受審しなさい。」 これは、この先生だけでなく、私の周りの六段以上の 先生方は、⇒ 続きを読む | Share it now!
はつらつと輝く自分の姿を鮮やかにイメージする。
人間は、夢や希望や「理想の自分」を鮮やかに イメージできれば、 傍目からは大変そうに見えることでも、嬉々として 取り組むことができるし、 結果、最後には「理想の自分」を手に入れることが できるものです。 逆に、夢や希望や「理想の自分」をイメージしない まま物事に取り組めば、 傍目からはどうってことないことに見えることでも、 本人にしてみれば難行苦行でしかないでしょう。 当然、成果が出るはずもありません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「進んで持てば重荷も軽い、いやいや持てば半⇒ 続きを読む | Share it now!
会話(ロールプレイ)の定期試験で留意すべき点とは。
今日は、大学の日本語授業(初中級レベル:会話) の期末試験でした。 この授業、日本語教育実習と抱き合わせの授業で、 実習生(日本人学生)も参加しています。 会話の試験の形式といえば、スピーチやプレゼン テーションなどがありますが、 今回の試験は、試験官(=私)と受験生のマンツー マンで行うロールプレイ。 もちろん、試験の様子は一人一人ビデオ撮影し、 後日、見直しながら成績評価をつけていきます。 試験中、検定試験に出題される学習者の誤用例が、 目の前でリアルに出てきて、なかなか面白かったです。 撮影係だった⇒ 続きを読む | Share it now!
イマージョン教育って、ホントのところはどうなんですか。
「イマージョン教育」とは、学校教育で行われる バイリンガル教育の1つです。 有名なのは、カナダで行われている英語とフラン ス語のイマージョン教育。 どういうのかというと、 例えば、月水金は理科の社会も算数もすべて英語 で行い、 火木土は理科も社会も算数もすべてフランス語で 行う。 そうすることによって、英語もフランス語もネイ ティブ並みに引き上げようというわけです。 イマージョンとは、もともと英語で「浸す」と いう意味。 つまり、学習者を外国語にどっぷり浸すわけです ね。 検定試験対策本などを見てみると、⇒ 続きを読む | Share it now!
『令和元年度国内の日本語教育の概要』を読む(最終回)
前々回から始まりました 『令和元年度国内の日本語教育の概要』 出典はこちらです。 『令和元年度国内の日本語教育の概要』文化庁 https://bit.ly/2OVTzOo 最終回の今日は、 「III 日本語教育コーディネーターの現状について」 についてみていきます。 前回ご紹介した 「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」 https://bit.ly/3faPCjs の最新版である、令和2年度改訂版では、 外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策(令和2年度改訂) の概要 http://www.⇒ 続きを読む | Share it now!
『令和元年度国内の日本語教育の概要』を読む(第2回)
前回から始まりました 『令和元年度国内の日本語教育の概要』 出典はこちらです。 『令和元年度国内の日本語教育の概要』文化庁 https://bit.ly/2OVTzOo 第2回の今日は、 「II 日本語教師養成・研修の現状について」 についてみていきます。 政府は、2018年に打ち出した 「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」 https://bit.ly/3faPCjs 発表以来、国内の日本語教育の充実を強く推し進め ようとしていますが、 そこで、強調しているのが「日本語教師の質の向上」。 いく⇒ 続きを読む | Share it now!
『令和元年度国内の日本語教育の概要』を読む(第1回)
日本語教育ニュースフラシュでもご紹介いたし ましたが、 先日、『令和元年度国内の日本語教育の概要』が 文化庁より発表されました。 『令和元年度国内の日本語教育の概要』文化庁 https://bit.ly/2OVTzOo 本発表は、令和元年11月1日現在のもの。 本報告書は I 外国人等に対する日本語教育の現状について II 日本語教師養成・研修の現状について III 日本語教育コーディネーターの現状について の3部構成からなります。 こうしたデータは、検定試験にもよく出題されますし、 何より現職の方にとっ⇒ 続きを読む | Share it now!
授業で教師が楽に主導権を握り続けられる唯一の方法(その3)
授業で教師が楽に主導権を握り続けるための、 説明型授業に代わる授業スタイル。 それは、「質問型授業」です。 つまり、学習項目をそのまま学習者に説明するのでは なく、 その項目に学習者が行き着くような質問を、学習者に 投げかけるのです。 例えば、「泣く」のテ形を指導するとして(あくまでも 一例です)、 T1 : はい、「泣く」のテ形は「泣いて」です。 というのではなく、 T2 : はい、「書く」のテ形は「書いて」、「咲く」の テ形は「咲いて」。じゃ、「泣く」のテ形は? といった感じです。 T1の説明だと、学⇒ 続きを読む | Share it now!
授業で教師が楽に主導権を握り続けられる唯一の方法(その2)
前回、 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初級の感覚で中級の授業をしてしまうと、下手すると 教師は学習者の質問攻めに会い、 上手く授業をコントロールすることができません。 しかも、教師がいくら詳しく説明しても、学習者は ほとんど理解できず、 「先生、よくわかりません。」 などと言われ、教師はさらに説明するはめに(爆)。 最悪、どんなに説明しても学習者に理解されずに 結局は、 「わかりました。それでは、ここは次の授業までの 先生の宿題にしておきます。」 なんてことに (以下、前号をご参⇒ 続きを読む | Share it now!
授業で教師が楽に主導権を握り続けられる唯一の方法(その1)
先日、イギリス在住の方にZOOMを使った コンサルティングをしました。 今は、ZOOMを使えば海外の方でも簡単に コミュニケーションができるんですね。 ちなみに、コンサルティングをご希望の方は こちら。 https://www.kanjifumi.jp/consulting/ で、その方曰く。 「大学の採用面接で中級の会話の模擬授業をしなければ ならないので、教案と教材をチェックしてほしい。」 なるほど!ガッテンしょーーち!!(笑) 聞けば、その方はこれまで初級の授業はしたことが あるものの、中級の授業は⇒ 続きを読む | Share it now!
理想の日本語教師像を長文で言語化すれば、すべてが好転する。
日本語教師として成長していきたいと 思うのであれば、明確な目標設定が必須です。 特に 「どんな日本語教師になりたいのか。」 という問いに明確な答え、明確なイメージが なければ、 いくら専門書を読んでも、 いくらセミナーに参加しても、 いくら指導経験を積んでも、 あまり意味がありません。 確かに専門書を読んだりセミナーに 参加すれば、知識は増えます。 指導経験を積めば、現場のスキルは 身につきます。 しかし、そこに明確な目標がなければ、 「いい本を読んだなぁ。」 「セミナーでいい話を聞いたなぁ。」 「仕事が⇒ 続きを読む | Share it now!
『2018年度 海外日本語教育機関調査』を読む(最終回)
引き続き 2018年度 海外日本語教育機関調査:国際交流基金 https://bit.ly/3iHfRB4 を読んでいきます。 今回は、その5回目、最終回。 「5.学習目的・理由の概況」 についてみていきます。 そもそも、学習者は何をきっかけにして日本語に 興味を持ち、日本語を学習するようになったので しょうか。 そこがわかれば、私たちの学習者に対する見方も 変わりますし、 例えば、授業でも学習者の興味のわくものを取り あげれば、学習者は前のめりになって取り組んで くれるかもしれません。 「敵を知り、己を⇒ 続きを読む | Share it now!
『2018年度 海外日本語教育機関調査』を読む(第4回)
引き続き 2018年度 海外日本語教育機関調査:国際交流基金 https://bit.ly/3iHfRB4 を読んでいきます。 今回は、その4回目。 「4.教師の概況」 についてみていきます。 海外で教えてみたいという方にとっては、とても 興味のあるテーマなのではないでしょうか。 「どんな感じで教えるの?」 「一クラスの学習者は、何人ぐらい?」 もちろん、具体的なことは各国の詳細なデータを 見なければわかりませんが、 「日本とどう違うの?」 と、ざっくりした違いを掴んでおくだけでも 有益だと思います。 で⇒ 続きを読む | Share it now!
『2018年度 海外日本語教育機関調査』を読む(第3回)
引き続き 2018年度 海外日本語教育機関調査:国際交流基金 https://bit.ly/3iHfRB4 を読んでいきます。 今回は、その3回目。 「3.教育段階別の概況」 についてみていきます。 国によって、児童生徒学習者が多いところもあれば、 大学生や社会人が多い国・地域もあります。 特に海外で日本語を教えたいという方。 「子どもに教えたいと思って渡航したのに、 来てみたら社会人ばかりだった。」 ということにならないためにも (ま、それはそれでいい経験だとは思いますが(笑)) 海外の状況を知っておく⇒ 続きを読む | Share it now!
『2018年度 海外日本語教育機関調査』を読む(第2回)
今回も、前回に引き続き 2018年度 海外日本語教育機関調査:国際交流基金 https://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/survey/result/survey18.html を読んでいきます。 今回は、その2回目。 「2.地域概況」 についてみていきます。 また、本文中の小見出しは、▼~▼で示しますね。 では早速。 以下、引用。 ============================ 2.地域概況 ▼機関数、教師数、学習者数ともに、東アジアと東 南アジアが引き続き⇒ 続きを読む | Share it now!
『2018年度 海外日本語教育機関調査』を読む(第1回)
前回まで13回にわたって 『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む をお送りしてきましたが、 これに負けず劣らず重要な報告書が、実に上記連載中に 発表されました。 それが、これです。 2018年度 海外日本語教育機関調査:国際交流基金 https://bit.ly/3iHfRB4 国際交流基金によって3年おきに実施される大規模 調査。 検定試験必出はもちろんのこと、本報告書は全世界を 対象とした日本語教育マーケティンリサーチなわけで すから、 すべての日本語教師にとって最重要資料であることに 間違いは⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む(最終回)
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む の第13回目、最終回です。 報告書はこちら。 日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針の閣議決定について:文化庁 https://bit.ly/3hTmIai 今回は、 「第3章 その他日本語教育の推進に関する重要事項」 についてみていきます。 今後、どの機関が中心となって日本語教育の推進を 推し進めていくのか。 ここもまた、大変気になるところですね。 では早速。 以下、引用。 =======================⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む(その12)
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む の第12回目です。 報告書はこちら。 日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針の閣議決定について:文化庁 https://bit.ly/3hTmIai 今回は、 「第2章 日本語教育の推進の内容に関する事項」 の10回目。 「6 日本語教育に関する調査研究及び情報提供」 についてみていきます。 調査研究はとても地味な活動ですし、情報提供も 新規性に欠けるかもしれませんが、 いずれもプロジェクトを成功させるためには、 とても重⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む(その11)
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む の第11回目です。 報告書はこちら。 日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針の閣議決定について:文化庁 https://bit.ly/3hTmIai 今回は、 「第2章 日本語教育の推進の内容に関する事項」 の9回目。 「4 教育課程の編成に係る指針の策定等 5 日本語能力の評価」 についてみていきます。 特に、「5 日本語能力の評価」というと、 「えっ!日本語能力試験なんじゃないの?」 と思われる方もいらっしゃるかもしれ⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む(その10)
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む の第10回目です。 報告書はこちら。 日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針の閣議決定について:文化庁 https://bit.ly/3hTmIai 今回は、 「第2章 日本語教育の推進の内容に関する事項」 の8回目。 「2 国民の理解と関心の増進 3 日本語教育の水準の維持向上等 (1)日本語教育を行う機関における日本語教育の水準の維持 向上 (2)日本語教育に従事する者の能力及び資質の向上等 についてみていきます。 特⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む(その9)
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む の第8回目です。 報告書はこちら。 日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針の閣議決定について:文化庁 https://bit.ly/3hTmIai 今回は、 「第2章 日本語教育の推進の内容に関する事項」 の7回目。 「1 日本語教育の機会の拡充 (2)海外における日本語教育の充実 イ 海外に在留する邦人の子等に対する日本語教育 についてみていきます。 在外日本人児童生徒に対する日本語教育というのは、 日本国内にいる限りは⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む(その8)
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む の第8回目です。 報告書はこちら。 日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針の閣議決定について:文化庁 https://bit.ly/3hTmIai 今回は、 「第2章 日本語教育の推進の内容に関する事項」 の6回目。 「1 日本語教育の機会の拡充 (2)海外における日本語教育の充実 ア 海外における外国人等に対する日本語教育」 についてみていきます。 先日、国際交流基金(略称、JF)より2018年度の海外 日本語教育機関調⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む(その7)
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む の第7回目です。 報告書はこちら。 日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針の閣議決定について:文化庁 https://bit.ly/3hTmIai 今回は、 「第2章 日本語教育の推進の内容に関する事項」 の5回目。 「1 日本語教育の機会の拡充 (1)国内における日本語教育の機会の拡充 オ 地域における日本語教育」 についてみていきます。 2018年、2019年にいわゆる『総合的対策』が政府より 打ち出され、 在住外国人⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む(その6)
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む の第6回目です。 報告書はこちら。 日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針の閣議決定について:文化庁 https://bit.ly/3hTmIai 今回は、 「第2章 日本語教育の推進の内容に関する事項」 の4回目。 「1 日本語教育の機会の拡充 (1)国内における日本語教育の機会の拡充 ウ 外国人等である被用者等に対する日本語教育 エ 難民に対する日本語教育」 についてみていきます。 日本には、多くの外国人労働者の方がい⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む(その5)
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む の第5回目です。 報告書はこちら。 日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針の閣議決定について:文化庁 https://bit.ly/3hTmIai 今回は、 「第2章 日本語教育の推進の内容に関する事項」 の2回目。 「1 日本語教育の機会の拡充 (1)国内における日本語教育の機会の拡充 イ 外国人留学生等に対する日本語教育」 についてみていきます。 2018年に国内の留学生数が30万人を超え、留学生30万人計画 が達成さ⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む(その4)
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む の第4回目です。 報告書はこちら。 日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針の閣議決定について:文化庁 https://bit.ly/3hTmIai 今回は、 「第2章 日本語教育の推進の内容に関する事項」 の1回目。 「1 日本語教育の機会の拡充 (1)国内における日本語教育の機会の拡充 ア 外国人等である幼児,児童,生徒等に対する日本語教育」 についてみていきます。 本報告書を報道したメディアの多くが、この外国人児童生徒⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む(その3)
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む の第3回目です。 報告書はこちら。 日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針の閣議決定について:文化庁 https://bit.ly/3hTmIai 今回は、 「第1章 日本語教育の推進の基本的な方向」 一言で言えば、枠組みですね。 大きく、 1 日本語教育推進の目的 2 国及び地方公共団体の責務 3 事業主の責務 4 関係省庁・関係機関間の連携強化 という4つの柱からなっています。 以下、引用。 =============⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む(その2)
前回からのシリーズ。 『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む の第2回目です。 報告書はこちら。 日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針の閣議決定について:文化庁 https://bit.ly/3hTmIai 前回は概要をざっと見てみましたが、今回から いよいよ本文に進みます。 というわけで、今回は、 「はじめに」 ややもすると読み飛ばされがちな部分ですが、こういう ところに本報告書の背景や作成の趣旨が書かれています ので、しっかり目を通しておきましょう。 以下⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育の推進に関する基本的方針』を読む(その1)
本日6月23日、 『日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針』 (以下、『日本語教育の推進に関する基本的方針』) が閣議決定されました。 日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進 するための基本的な方針の閣議決定について:文化庁 https://bit.ly/3hTmIai この基本方針は,令和元年に制定された 「日本語教育の推進に関する法律(令和元年法律第 48 号)」 の第10条第1項に基づいて,政府が初めて策定したものです。 今後の日本国内外における日⇒ 続きを読む | Share it now!
自分にハンコを押してくれる人に出会う(その2)
前回の続き。 自分は常識的だと思っているが、はたから見ると完全に 非常識な春日が、 春日にとっては非常識だが、はたから見るといたって常 識的な若林につっ込むという、独特のスタイル。 この今までにない斬新な漫才を引っ提げて、オードリー は、数々のオーディションを受けた。 しかし、審査員の反応は冷ややかなものだった。 特に、最初に若林が舞台中央に来た後、遅れて春日が ゆっくりやってくるという演出には、 多くの審査員から、 「もっと早く出てこれないのか!」 と厳しいヤジが飛んだ。 当時のことを、若林はこう振り返⇒ 続きを読む | Share it now!
自分にハンコを押してくれる人に出会う(その1)
本日放送、TBS系バラエティー番組 『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』 ゲスト:オードリー。 今でこそ、レギュラー番組16本という超売れっ子芸人 だが、 駆け出しのころは「ナイスミドル」という芸名で、まっ たく売れなかった時期が8年間も続いた。 当時は、若林がボケで春日がツッコミという、今とは 正反対のスタイル。 舞台に立っても、まったくウケない。 オーディションを受けても、全く評価されない。 一時は解散も考えたという。 しかしながら、自分たちの笑いの原点である高校時代の 爆笑の日々を、自分たちはまだ舞⇒ 続きを読む | Share it now!
「(僕の)ケーキはお姉ちゃんに食べられた!」はなぜおかしい?
例えば、 「(僕は)お姉ちゃんに叩かれた!」 と言うことはできますが、 「(僕の)ケーキはお姉ちゃんに食べられた!」 と言うと随分おかしな日本語になってしまいます。 正しくは 「(僕は)お姉ちゃんにケーキを食べられた!」 でしょう。 「お姉ちゃんが僕を叩いた。」 「お姉ちゃんが僕のケーキを食べた。」 を同じように受身の文にしたのに、このような差が 出てくるのはなぜでしょうか。 「お姉ちゃんが僕を叩いた。」 は、「叩く」という動作が「お姉ちゃん」から 「僕」に直接及んでいますので、 「(僕は)お姉ちゃんに叩⇒ 続きを読む | Share it now!
コロナ終息後のリエントリーショックを見据えた授業運営を(その4)
これまで、オンデマンド授業を中心とした オンライン授業に慣れてしまうと、 フル対面式授業に戻ったときに学習者はもちろん、 教師の方も大きなストレスを感じる可能性が高い というお話をしてきました。 これはまるで、適応曲線におけるリエントリー ショックとほぼほぼ同じ。 環境が変化すれば、ある程度こうしたストレスが あるのはやむを得ません。 誰が悪いわけでもない、環境に適応した結果、 私たち自身が変化しただけなのです。 とはいえ、ストレスを感じるような状況になる ということが事前にわかるのであれば、もっと 早い⇒ 続きを読む | Share it now!
コロナ終息後のリエントリーショックを見据えた授業運営を(その3)
前回からの続き。 オンライン授業が続くことで変化するのは 何も学習者だけではありません。 教師のほうも同様の問題が起こると考えられ ます。 教師だって、巣ごもり授業をしているわけです から。 「私は大丈夫。」 と考える方が、実はかなり危険です。 では、教師の方はどのような無意識な変化が 起こっていると考えられるでしょうか。 まずは、この巣ごもり期間、授業動画を作成し、 YouTubeにアップしてオンデマンドの学習環境 作りに腐心なさった方。 また、授業動画作成のために、毎回わざわざ 勤務校に出勤した方もい⇒ 続きを読む | Share it now!
コロナ終息後のリエントリーショックを見据えた授業運営を(その2)
前回からの続き。 コロナ禍によってオンライン授業が続き、 しかも、ネット上での課題提出やあらかじめ 用意した動画授業を学習者の好きな時間に 視聴できるオンデマンドが定着すると、 学習者も教師も、知らず知らずのうちに そうした学習スタイルが定着してきます。 それ自体悪いことではないですし、こういう 状況ですので、ある程度致し方ないのは事実です。 ですが、コロナが終息し、元のフル対面式 授業に戻ったときに、 以前と同じような授業運営ができると思って いるとしたら、そう簡単ではないということ、 そして、相応の対⇒ 続きを読む | Share it now!
コロナ終息後のリエントリーショックを見据えた授業運営を(その1)
リエントリーショックといえば、検定試験では お馴染みの適応曲線の一局面ですね。 異文化接触が終わり、いよいよ母文化に戻る。 異文化接触期にさんざん苦労したり、適応に向け た努力をしたりしたこともあって、 母文化に戻るときには、 「あぁ、やれやれ。」 とばかりに安心、安堵、そして期待値が上がる わけですね。 ところが、実際に母文化に戻ってみると、 「えぇ!俺の国ってこんなんだったっけ!」 とばかりに、あらためてカルチャーショックを 受けてしまう。 例えば、日本の飲食店のサービスに慣れてしまった 外国人が、母⇒ 続きを読む | Share it now!
ボランティアレッスンは、気負わず、自分も楽しめる範囲で。
初めて外国人に日本語のレッスンをする となると、 ボランティアであれ、有償のレッスンであれ、 誰でも緊張するものですし、 また、責任感を感じて 「しっかり教えなければ。」 と考えてしまうもの。 それ自体、決して悪いことではありません。 ただ、最初にあまり気負いすぎると、 次第にレッスンが負担になり、 必要以上に疲れてしまったり、 レッスンが嫌になってしまったり 結果、 「こんなはずじゃなかった。」 という事態になりかねません。 ましてやボランティアであれば、 相手が満足することと同時に、 自分自身も無理な⇒ 続きを読む | Share it now!
オンライン授業で失敗しないためのPC環境チェックポイント5選。
先週の土曜日、「パワーポイントの使い方セミナー」 を実施しました。 その時、とっても気になったことが1つ。 それは、参加者の中の何人かの方のPCのバージョンが かなり古いということ。 そのため、画面のレイアウトが違うとか、そもそも PCの動作が遅いとかで、かなりご苦労なさっていました。 今までは、多少古くても特に問題なかったものが、 急にオンライン授業になって、PCが活動のメインに なり、 古さ・動作の遅さが一気に表面化したのだと思われ ます。 当面は、オンライン授業がメインになりますし、 コロナ終息後も⇒ 続きを読む | Share it now!
「実習生、『メシ、食った?』も分らんぞ!」というクレームへの 対処法。
1か月の「講習」を受けた後、 実習生は各監理団体を通じて さまざまな職場で実習をするわけですが、 そこで受け入れた監理団体や実習先から いろいろなフィードバックを受けます。 そんな中で少なからずあるのが 「1か月も日本語の講習を受けたのに 全然日本語が通じないよ」 という内容のクレーム。 たとえば、 「『メシ、食った?」なんて簡単な言葉すら 分からないじゃないか!」 というようなクレームが来るわけです。 この時、どのように対処するのか。 小心者の私であれば 「大変申し訳ありません。以後カリキュラムと 指導⇒ 続きを読む | Share it now!
八階建てのビルを建てるのに、資金が足りなかったらどうするか。
2年前、私が剣道六段の昇段審査を受けることに したことを、道場の先生に話した時の話。 ちなみに、私は六段の昇段審査、一発で合格 しました(^_^)v その話を70歳過ぎの剣道の先生にしたときに、 「なるほどなぁ。」 と感銘を受けた話をしていただきました。 それは、単に剣道だけではなく、仕事にも 人生にも言える、とても含蓄のある話でした ので、 ここで皆様にシェアします。 以下、の先生の言葉をほぼ再現。 ===================== 篠崎さん、例えば八階建てのビルを建てると しま⇒ 続きを読む | Share it now!
検定試験試験IIIで得点できない本当の理由。
検定試験受験予定の方の中には、 「私、まだ現場に立ったことがないから 試験IIIが苦手。 どうしても点が取れない。」 という方がいらっしゃいます。 実は、その認識は間違っています。 いわゆる「誤った原因帰属」ってやつですね。 確かに、試験IIIではより現場に直結した問題が 出てきます。 授業実施問題などはその典型ですね。 そういう問題を見て、実際に得点できないと、 「私、まだ現場に立ったことがないから 試験IIIが苦手。 どうしても点が取れない。」 と、どうしても思いたくなる。 ですが、その一方で、 試験⇒ 続きを読む | Share it now!
たった3か月の勉強で、教師慣れした学習者に「先生」と呼ばせよ うと考えることの愚。
結論から先に申し上げますと、 日本語教師の勉強をゼロから始めて3か月で 検定試験に合格するのは ごくごくまれな例外を除いてほぼ不可能ですし、 にわか仕込みの知識と、15分~20分の模擬授業 経験で日本語教師として教壇に立っても、 ▼初級から上級までさまざまなレベル、 ▼読む・書く・話す・聞く、さまざまな技能別、 ▼留学生から家族滞在までさまざまな学習者タイ プ、 ▼生活日本語から試験対策までさまざまなニーズ、 にあった授業を受け持つのはかなり厳しいでしょう。 (というか、授業イメージすらわかないのでは。)⇒ 続きを読む | Share it now!
急いては事を仕損じる-イソップ童話「ガチョウと金の卵」より
童話というのは、誰にでも理解できるシンプルな ストーリーでありながら、 森羅万象の原理原則、物事の本質を見事に言い当 てる、素晴らしい芸術作品だとつくづく思います。 今回も、そんな珠玉の童話を1つ。 イソップ童話の中にある「ガチョウと金の卵」と いう話です。 以下。 なお、出典はこちら。 イソップ物語「ガチョウと黄金の卵」の教訓 https://selfcoaching.3x3career.com/advisor/characteristic/thegoose-and-thegoldenegg/ ====⇒ 続きを読む | Share it now!
志の違いが何を生むか-「3人のレンガ職人」
イソップ童話に「3人のレンガ職人」という話が あります。 以下。 ======================== 世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を 歩いていると、 一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。 旅人はその男のそばに立ち止まって、 「ここでいったい何をしているのですか?」 と尋ねた。 「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まって いるだろ。 朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけな いのさ。 あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、 風の強⇒ 続きを読む | Share it now!
組織に寄らず己の腕一本で稼げなければ「働き方改革」などありえ ない。
つい少し前まで、「働き方改革」が声高に 叫ばれ、 今回のコロナ騒動でこのフレーズこそ 身を潜めてはいるものの、 逆に、本格的な働き方のパラダイムシフトが 急速に進んでいるように思います。 しかし、その一方で、100%組織に依存して いる限り、 自分の欲求に合った働き方を獲得するのは、 不可能ではないか。 と私は考えます。 自分には自分の都合があるのと同じように、 組織にも組織の都合というものがあるわけで、 相互の妥協点を探りあうわけですが、 最後の最後に事業主から 「これ以上の条件は出せん。いやならやめろ⇒ 続きを読む | Share it now!
具体的事象を抽象思考に昇華すれば、一気に応用力が身につく。
ZOOMの使い方セミナーにご参加いただいたI.K様より 嬉しいお便りが届きましたので、ご紹介いたします。 I.K様、お便りありがとうございました。 (ちゃんと届きましたよ(^_^)) ========================= 篠崎先生 いつもお世話になっております。 今日はご報告を兼ねてお礼を述べたくてメール させていただきます。 オンライン授業、デビューしました! 思えば、3月頃、募集されているセミナーがオン ラインになり、 私にはそこに参加するスキルも設備もないし、 ましてや自分でオンライン⇒ 続きを読む | Share it now!
スクリプトスキーマの何たるかは、すべて天下一品ラーメンが教え てくれた。
「スクリプト」と言えば、多くの方は 「聴解教材の音声を文字化したもの」 を思い浮かべると思いますが、 「言語と心理」の分野では、 「互いに関連するスキーマを時間軸に沿って 並べた既有知識の塊」 つまり、既有知識の塊であるスキーマに 時間軸を加えたものを指して言います。 これも、検定試験にはちょこちょこ出題 されますので、覚えておくといいでしょう。 例えば、レストランで、 入 店 ↓ 注 文 ↓ 食 事 ↓ 支払い ↓ 退 店 といった一連の流れに関する知識 などが、スクリプトに当たります。 日本で日本語を⇒ 続きを読む | Share it now!
「ピンチはチャンス」を実現するために必要な、たった1つのこと。
新型コロナウィルスがメディアを騒がし始めた 1月・2月ごろは、 セミナーの参加者を募集しても、なかなか集まり ませんでした。 3月になると、コロナの報道もさらに激しくなり、 対面セミナーのリスクがかなり高くなったと感じた ため、 先3か月のセミナーをすべてオンラインに切り替え ました。 ですが、その時点ではまだ多くの方にとって、オン ラインセミナーやZOOMというものが、それほど浸透 していなかったためか、 3月に入っても、セミナーの申し込みは正直芳しく ありませんでした。 実際、本メルマガ読者の方から ⇒ 続きを読む | Share it now!
「時は金なり」ではなく「時は命そのもの」。
私が大学生だった時、1年だけ英会話スクールに 通っていた時期があります。 その英会話スクールでは、1レッスンに3人から 5人くらいで ネイティブの先生について、その時その時の タスクをこなしていくというスタイルでした。 ある時、(私を含めて受講生3名、先生はオース トラリアの若い女性の先生。) レッスンはフリートークで 「Time is money」についてどう考えるか というお題で話し合いました。 その時にほかの受講生の人は、 「まさにその通りだ、時間はお金に匹敵する くらい大事なものだ」 というような⇒ 続きを読む | Share it now!
もしも赤ちゃんがよちよち歩きしかできないからといって歩くのを 諦めたら。
もしも赤ちゃんがよちよち歩きの時に、 すたすた歩く周りの大人を見て、 「どうして自分は周りの大人のように すたすた歩けないんだろう。 自分がすたすた歩く姿なんてとても 想像できない。 自分には、すたすた歩く才能がないんだ。」 そう言って歩くことを諦めたら その赤ちゃんはどうなるでしょうか。 おそらく、歩くのに必要な筋肉やバランス 感覚が身につかず、 文字通り歩けなくなってしまうでしょう。 もし本当にそんな赤ちゃんがいたら、 誰しも 「何そんなところで諦めてんの! 四の五の言わずに歩いてれば、 そのうち勝手⇒ 続きを読む | Share it now!
日々成長の行く手を阻む「やる気半減の法則」。
本メルマガを通じて読者の皆様に 「日々成長」 することの大切さを、私自身の日々の 活動記録 すなわち、私篠崎自身の紆余曲折、 試行錯誤な日々の成長を赤裸々かつ リアルタイムでお届けしながら、 その臨場感と合わせてお伝えしているわけ ですが、 その日々成長の行く手を阻む、 意識して抗しなければ、あっという間に 凡な日常に流されてしまい、 成長はおろか、 ▼退化 ▼劣化 ▼退廃 ▼衰勢 ▼悪化 ▼低下 ▼衰弱 ▼転落 へと、人を否応なく陥れる「悪の法則」 があります。 それが、「やる気半減の法則」です。 やる⇒ 続きを読む | Share it now!
自己投資をケチる教師に学習者が投資しようはずがない。
一人前の日本語教師になりたいと強く思う のなら、 まずはしっかり自己投資をして必要な知識と スキルを身につける。 そして、それを学習者の前でしっかり発揮する。 その結果、学習者から信用され、自身も日本語 教師として自信がつき、収入もついてくる。 当たり前のことであるはずなのですが、 「日本語教師としてある程度収入が得られたら、 それを元手に自己投資をしよう。」 と考えている人が、なんと多いことか。 残念ながら、そういう方は日本語教師には 向きません。 学習者も、そんな教師について行こうとは 思わないでしょ⇒ 続きを読む | Share it now!
うまくいかなかった時は、まず●●に目を向ける。
前回からの続き。 心優しい爺さんも、意地悪爺さんも、とった行動は まったく同じ。 同じ枯れ木に登り、同じ殿様の前で、同じ臼の灰を 撒いた。 実は、この話、このシーンに限ったことではありま せん。 ポチに促されて地面を掘ったときも、 臼を杵で突いたときも、 心優しいお爺さんのときは、宝物がザクザク出て、 意地悪爺さんのときは、がらくたばかり。 結果は全く違うのです。 その差は何でしょうか。 もうお分かりですよね。 そもそものマインドが両者ではまったく違うの です。 一言で言えば、 心優しいお爺さんは「利他主⇒ 続きを読む | Share it now!
いい結果を残すための極意は、全て花咲か爺さんが教えてくれた。
ここ2回続いた寓話シリーズ。 寓話というのは、本当に深めれば深めるほど この世の中でよりよく生きるためのエッセンス を見つけることができます。 今回は、「花咲か爺さん」。 特に後半は、示唆に富むものがあります。 意地悪爺さんに臼を燃やされ、仕方なく その灰を家に持って帰った心優しい爺さん。 ところが、庭に置いていたその灰が、風で パーっと散ったかと思うと、 灰を被った庭の枯れ木に次々と梅や桜の花が 咲き始めた。 「なんと!まだ冬だというのに、まるで 春のような美しい景色だ。 これはおもしろい。ならば方々の⇒ 続きを読む | Share it now!
去年のクリスマスにシンガポールに行っておいてよかったと思う今。
去年のクリスマスに、私は思い立ってシンガポールに 行ってきました。 完全に観光です(^_^)v 実は、ここ数年、 「年に1回ぐらいは海外に行って、視野を広げねば。」 と思い、夏のお盆休みの翌週に(←ここ、意外とミソ(^_^)) 2018年はタイのバンコクに、その前年は ベトナムのハノイに、 現地の篠研会員様のアテンドで日本語教育 機関の視察をしてきました。 アテンドしていただいた会員の皆様、その節は 本当にお世話になりました。 海外に行って、現地の生活や日本語の授業を見ると、 「なるほどなぁ。」 「いろい⇒ 続きを読む | Share it now!
自分の斧(=知識・スキル)を研いでいるか。
旅人が山道を歩いていると、斧で木を切って いる一人の木こりに出会った。 見ると、木こりが使っている斧はとても錆び ついていて、 何度も何度も打ち下ろさなければ、なかなか 木は切れなかった。 それでも木こりは手を止めず、汗だくになりながら ずっとその斧で木を切っていた。 見るに見かねた旅人は、その木こりにこう言った。 「その斧、ずいぶん錆びついているじゃないか。 それじゃ、なかなか切れないよ。 一度手を止めて、斧を研いだらどうだ。 そうすれば、もっと楽に速く木を切ることが できるだろう。」 それを聞いた木こ⇒ 続きを読む | Share it now!
できるから行動するのではなく行動するからできるようになるのだ。
世の中には、 「私、●●できないから。」 といって、仕事を避けようとする人がいます。 例えば、 「私、パソコンできないから。」 といって、ワードやエクセルでの文書作成を 避けたり、 「私、パワーポイントできないから。」 といって、パワーポイントでのスライド作成を 頑なに拒んだり。 で、そういう人に限って、パソコンが使えたり パワーポイントが使えたりする人に対して、 「いいわね、●●さんはパソコンが使えて。」とか、 「羨ましいわ、●●さんはパワーポイントが使えて。」 などというのですが、 別にパソコンが使え⇒ 続きを読む | Share it now!
目標成就のノウハウは、すべて「うさぎとかめ」が教えてくれた。
ネットサーフィンしていたら、すごいサイトを 見つけました。 まんが日本昔ばなし~データベース~ http://nihon.syoukoukai.com/ 「1975年~1994年、TBS系列で放送されたTVアニメ 「まんが日本昔ばなし」の全話総まとめ、全話 あらすじデータベースです。」 「全話」って何話?と思ったら、全1474話。 しかも、TBSの公式サイトかと思ったら、どうやら 個人のブログサイト。 まさか個人で1474話の昔ばなしをすべて文字化 したんでしょうか? だとしたら、途方もない作業量ですね。⇒ 続きを読む | Share it now!
教師の成功、成長の秘訣は舞台裏でどれだけ試行錯誤を積むか。
「ZOOMの使い方セミナー」は、「ZOOMオフ会」 から数えると今回まで9回実施。 皆さん、最初は恐る恐るZOOMのボタンを押して いるのですが、 そのうち慣れてきて、少しずつ作業がスムーズ になっていきました。 また、ある方は、 「ちょっとこの機能を試してみたいんですけど いいですか。」 とか、 「ということは、これをこうすれば、もっと こうなるってことですか。」 と、いろいろと次々に機能を試されるんですね。 もちろん、私は、 「どうぞ、どうぞ。」 と促しました。 こうなるとしめたもので、受講生の方のス⇒ 続きを読む | Share it now!
ローマは1日にしてならず。だから無理せず気長に取り組むべし。
冒頭でもご紹介した 2020年5月2日(土)9:00-16:30 オンライン【今週末実施】 実はカンタン!WEBコースを作ろう! 「実践!Moodleで学習コンテンツ作成オンラインセミナー」 https://www.kanjifumi.jp/moodle_seminor/ このセミナーの最初の1時間半では、私がこれまで 作ってきたWEBコースを5本紹介する予定です。 科研費(国からの研究資金)で作ったものもあれば、 漢検から助成金をいただいて作ったものもあります。 また、他大学の研究者と共同で作ったものも⇒ 続きを読む | Share it now!
「日本語教育、楽しんでますか(^_^)」の科学的根拠。
日本語教育、楽しんでますか(^_^) これは、本メルマガの冒頭でいつも皆さんに 語りかけているフレーズです。 皆さんは、日本語教育、楽しんでますか。 私はもちろん、日々楽しんでいます。 楽しんでいるどころか、日々、日本語教育を通じて 「驚き、感動、納得、共感」 に満ちた体験をし続けています。 今日も、大学の日本語教壇実習を兼ねた留学生向け の日本語授業で、 ZOOMのグループ分け機能であるブレイクアウトセッ ションを使って、 実習生(日本人学生)と留学生をペアに分け、予め 用意しておいた質問用紙を使って、⇒ 続きを読む | Share it now!
オンライン日本語学校にチャレンジしてみる。
本メルマガ読者の方の中には、 「日本語学校が無期限休講になり、 実質雇止めに遭っている。」 という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 中には、これを機に日本語教師から離れようと している方もいらっしゃるかもしれませんね。 ですが、今まで苦労してせっかく身につけた スキルをみすみす手放すのは、とてももったい ないと私は思います。 「何とかならないか。」 そう思っていた矢先、本メルマガ読者の方から、 「今、オンライン日本語学校でレッスンをしています。」 というご連絡をいただきました。 「なるほど!その手が⇒ 続きを読む | Share it now!
日本語学校のオンライン授業を入管は認めるか。
先日の村崎先生のセミナーで、受講生の方から、 「日本語学校でオンライン授業を検討していますが、 こうした授業スタイルを入管は授業時数として 認めるのでしょうか。」 というご質問を頂戴しました。 そこで、私はその場で知り合いの日本語教師 (しかも、とある日本語学校関係の団体の責任者) にメッセンジャーで問い合わせたところ、 「すでに入管から今回のコロナ対策の特例として 認められています。 2月末には、入管に申し入れ、3月から認められ ているところです。」 という回答をいただいたと同時に、 こちらのサイトを紹⇒ 続きを読む | Share it now!
普段から良質な情報に触れるから、思考が広がりアイデアが浮かぶ。
前回のメルマガで、 「できることはいくらでもあるのです。」 と述べました。 とはいえ、今までそういうことを考えて こなかった人が、少し考えたからといって、 アイデアがポンポン出るかというと、 さすがにそれは現実問題として難しい。 思うに、アイデアがたくさん出るという 人は、 もちろん普段から、好奇心を持って物事 に接し、 ああでもない、こうでもないと考え、 そして、即行動、即試行錯誤をして、 常に経験値を高めているからなのですが、 それだけではなく、良質な情報源を持ち、 常に、良質な情報に触れているのも大⇒ 続きを読む | Share it now!
生き残る種は強いものでも知的なものでもなく変化に適応したもの。
『進化論』の著者ダーウィンの言葉に 「生き残る種とは、 最も強いものではない。 最も知的なものでもない。 それは、変化に最もよく 適応したものである。」 という名言があります。 けだし、新型コロナウィルスが猛威を振るう 今の状況を生き残れるのは、 まさに、この急激な変化に適応したものだけ だと言えるのではないか、と強く思う次第。 確かに、メディアを見れば売上を大きく落と して途方に暮れる飲食店が連日報道されてい ます。 確かにそれは事実であり、当事者の方にとっては 死活問題。 今までのやり方を続ければ、店⇒ 続きを読む | Share it now!
情報発信をすると、有益な情報がさらに集まる。
前回、FPと簿記の勉強を始めようとしている ところとお伝えしたところ、 早速、本メルマガ読者のM.A様よりお便りを いただきました。 M.A様、お便りありがとうございました。 ======================= 篠崎先生 いつもお世話になります。今日は日本語教育では ない話題です。 メルマガでFPを学んでいるという記事を読みました。 同じく3級を現在勉強しており、5月の試験を申し 込みました(数日前にコロナで中止という連絡が来 ています。)。 もう探しておられるかもしれませんが、オンライン で⇒ 続きを読む | Share it now!
思考転換、世界認識の書き換えがサクセスストーリーを発動させる。
まだ計画だけで手を付けていないこと、 今の自分がしようと思っていることが 本当にやるべきことなのか調べてみると、 ▼YouTubeチャンネルは、いま子ども相手のエンタメ 系チャンネルが成熟化し、代わって大人相手の学 び系チャンネルが大きく成長し、今後さらに伸びる ことが見込まれている。 ▼まだまだICTに苦手意識を持っている日本語教師が 多い中、勤務校で急速にICTの導入が進んでいるこ とから、ICTスキルを身につけたい教師が増えている。 ▼JLPT-N1の学習コンテンツは、まだ市場にさほど多く なく、特⇒ 続きを読む | Share it now!
この難局を、サクセスストーリーの始まりと捉える。
昨今の新型コロナウィルスの影響で、日本語教育 業界も大変な状況になっています。 我が篠研も、昨年の決算では創業1年目で利益率 19%を叩き出し(額は微々たるものですが)、 さらに、会社を大きくすべく、昨年11月ごろは 「来年は、昨年以上にセミナーを開催するぞ!!」 と意気込んで、半年先まで会場とホテルを抑え、 (オリンピックのこともありましたので、早めに) 会場費もおおかた支払い、いざ告知、いざ集客 と走り始め、 少しずつお申込をいただくようになった矢先、 「新型コロナショック」 で、予定が完全に狂ってし⇒ 続きを読む | Share it now!
「心の芯から震えるような実体験」こそ真の学び-合格報告メール!
先日、本メルマガ読者で、昨年検定対策セミナーに ご参加いただいたN.T様より、超長文の 【検定試験合格報告メール】 を頂戴いたしましたので、ご紹介します。 N.T様、超長文のお便りをありがとうございました。 そして、検定試験合格、おめでとうございます! 今回、この場でご紹介しようと思ったのは、 私が本メルマガで皆様にお伝えしたいこと、 そして、実際にお伝えしていることを、 そのエッセンスを、実体験を交えながら凝縮 した形でまとめていらっしゃる内容だからです。 そして、皆様に、N.T様のメールを今のご自身に⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(その13)
前回、皆さんに投げた問い。 「どうしたら、当時の検定試験受験者の悩みに 応えられるサービスを提供できるか、考えてみる。」 やってみましたか。 実は、この問いに対して 「そりゃ、どう考えても無理だ。」 と考えて匙を投げるか、 それとも、 「こうすれば、いいんじゃないか。」 「こう考えれば、いいんじゃないか。」 と、1つでも2つでもアイデアを出すかで その後の人生がまったく変わってきます。 そもそも、「どう考えても」という人に限って 実は何にも考えていないことが本当に多いです。 そして、何より大事なことは、多⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(その12)
5~6年かけて作った日本語能力試験N1対策 eラーニングコンテンツのビジネス化に失敗し た私は、失敗した原因を考えました。 インターネットをベースとしたビジネスモデル 自体は、決して悪くない。 当時、この業界では誰も手をつけていなかった eラーニングに目をつけたのも、今後の将来性、 成長性を考えると間違っていない。 しかも、今の若者はネット学習に対して親の 世代ほど心理的ハードルは高くないはず。 では、いったいどこに問題があるのか。 私はしばらくの間、自問自答、自己省察、これ までの取り組みを1つ1つ見直⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(その11)
5~6年かけて日本語能力試験N1対策のための eラーニングコンテンツを開発し、 それを使って大学で教育活動を行い、 その成果を論文にしてまとめることで、 教育と研究の両立を果たすことができました。 次は、いよいよビジネスへの進出です。 ここで私が一番考えたのは、 【見栄を張らずに、一点に集中して、小さく 始めること。】 そして、 【売上を上げることよりも、経費を極限まで 抑えること。】 さらに、 【収益ははじめは小さくとも、確実に逓増し 続けるビジネスモデル】 でした。 これは、今でも正解だと思っています⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(番外編)
今回は、番外編として冒頭でご案内した、 読者の方からのお便りをご紹介いたします。 お便りをいただいたO.I様、お便りありがとう ございました。 O.I様からのご提案を一言で言うと、 「「篠崎日本語教育経営塾」(仮名)を起ち上げて ほしい。」 というもの。 どうしてご紹介しようかと思ったかと 言いますと、 本シリーズのこれからが、まさに私篠崎が 日本語教育ビジネスに動き出した頃の話に なるからです。 そもそも、私が本シリーズをしようとした動機も、 「『日本語教師は待遇が悪い』と言うものの、 個人レベルで自分⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(その10)
私がeラーニングを研究課題に選んだのには、 もう1つ理由があります。 それは、 【研究と教育とビジネスの一体化】 が可能だったからです。 当時、日本語教育の研究者の間では、 研究と教育の両立が大きな課題でした。 というのも、当時の大学は文部科学省から 高等教育における教育体制の強化が求め られていたと同時に、 大学に振り分けられる研究費を、従来の 一定水準の支給から、 優れた研究に優先的に支給する競争的資金 の方向に流れていっていたからです。 従って、科研費に代表される競争的資金を 獲得できなければ、 研⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(その9)
初めてeラ-ニングに出会った時、世の中にこんな すごい世界があるのかと驚きました。 日本語学校から大学まで、リアルな授業しかやった ことがなかった私にとっては、 日本語の授業は最大でも1クラス20人が精一杯 であり、それ以上はとても無理だと思っていました。 ですがeラーニングを使えば、教員1人で50人でも 100人でも相手にできます。 これは極めて画期的なことです。 事実、私は自分で作ったeラーニングコースで 1クラス55人指導した経験があります。 そこから翻って、かつての日本学校時代の私の 授業を振り返⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(その8)
メルマガをサイトを、地味にコツコツ運営して いたころ、 別府大学では、教育のICT化を進めようとして いました。 そして、教員の何人かでプロジェクトチームを 作り、 当時、サイバー大学先進国だった韓国の提携校に チームを派遣して、 eラーニング構築研修をする計画が持ち上がった のです。 そして、そのメンバーの一員として、なんと私 篠崎に白羽の矢が当たったのです。 たしか3泊4日ぐらいだったと思いますが、朝から 晩までみっちり缶詰研修。 ここで、たくさんのことを学びました。 夜にコンテンツを作りながら、韓国⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(その6)
2007年頃、私はたまたまこの本を手にして メールマガジンというものを知りました。 平野友朗『メルマガ起業1年目の成功術』 https://amzn.to/2J88zpA 今でもアマゾンでこの本を検索すると 「お客様は、2007/10/13にこの商品を注文しました。」 という表示が出て、何とも感慨深いです。 そして、書式から何からこの本の通りにメルマガ原稿を 作り、 メルマガ配信サービスである「まぐまぐ」を使って メルマガ配信をはじめました。 おかげさまで、現在は独自配信で10年以上配信し続けて います。⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(その6)
大学に転職して、最初の7年間ほどは ただがむしゃらに仕事をしていました。 ですが、7年ほどたったころから、 「自分には軸になる研究がない。」 ということに漠然と悩むようになりました。 要は研究テーマが見つからないのです。 もちろん当時は落ち着いて研究する暇もなかっ たわけですが、 とはいえ、このままではまずいと思い始める ようになりました。 研究実績を積み上げていかなければ、昇進も 難しいし、 さらに転職しようと思っても、採用は無理。 これでは、日本語学校でやっていたことと ほとんど変わりません。 その上⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(その5)
静岡の日本語学校で3年勤めた後、ちょうど2000年に 私は今の勤務大学である別府大学に転職しました。 それまで別府大学では、日本語別科はともかく 学内で外国人に日本語を専門に教えるところはな かったのですが、 私が入ったことで、大学(厳密に言うと当時の国文学科)は 学内の留学生に対する日本語教育を一手に行う日本語課程 (現日本語教育研究センター)を立ち上げ、 同時に、日本語教員養成課程も立ち上げ、 私は両方のコース・カリキュラム構築に携わることに なりました。 私としては、大学勤務は初めてでしたので、大学⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(その4)
なんとか就職した静岡の日本語学校。 当時、日本語教育は「就職氷河期」と言われ、 なかなか就職先が見つからない状況でした。 それに比べれば、今は超売り手市場。 本当に恵まれていると思います。 ただ、経済は必ず浮き沈みがあり、それに連動して 日本語教育も浮き沈みがあります。 だから、目先のことに一喜一憂して、やり始めた 勉強や仕事を、先が見えないからといって1年や そこらで辞めていては絶対にダメ。 何事も大成しません。 短くても5年、本気でやるなら10年、30年、50年 というスパンで取り組まなければ、 短期⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(その3)
大学院での生活は、こちらを読んでいただくとして 私の日本語教師物語 > 大学院のころ https://www.kanjifumi.jp/about/column/02-2/ 大学院(修士)を何とか卒業して、静岡の小さな 日本語学校に就職しました。 同期の多くは、博士課程に進学したり、大学に 就職したりしていく中、 どうして私は民間の日本語学校に就職したかと いうと、 若いうちにいろいろなタイプの学習者を見ておき たかったから。 ...とまわりには言っていましたが、 本当は、とても博士課程進学や、まし⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(その2)
院試の勉強が功を奏してなんとか広島大学 大学院に入学したものの、 当時の広大は広島市から東広島市という超 ド田舎に移転している最中で、 それはもう、(当時)すごいド田舎。 幹線道路からちょっと脇道にそれると、 もう土むき出しのガタピシした道。 アスファルトさえ敷いていない。 私はてっきり、広大は広島市にあると思って いたので、院試で初めて東広島キャンパスに 来た時には、愕然としました。 入学して、先輩の院生から受けた最初の アドバイスが、 「この辺、イノシシが出るから気をつけて。 最近、車と衝突する事故が⇒ 続きを読む | Share it now!
バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(その1)
おかげさまで、今の私は何とか大学職教員と、 (おかげさまで、四月から「教授」(^_^)v) 極小企業とはいえ、代表取締役という二足の 草鞋を履きながら、 日々、機嫌よく、調子よく、精神的にも 経済的にも快適に過ごさせていただいています。 巷では言われている「働かないおじさん」とは、 まったく無縁のワンダフルワールド(^_^) ですが、昔からこんな状況だったわけでは ありません。 社会人になってからも貧しいときはありました し、 悔しい思いをしたことも、精神的に参ったとき も数限りなくあります。 ストレスが⇒ 続きを読む | Share it now!
成功している2割の人は目標達成のための最高の情報源。
前回、日本語教師として成功したいと本気 で思うのであれば、 まず 【成功している2割の人】 を探し、 次に、 【その人からノウハウを(出来れば口伝えで)教わり】 そして、 【その人のアドバイスの通りにやってみる。】 を忠実に実行するしかない。 そして、もしアドバイスの通りにやってうまくいかな かったら (そもそもはじめからうまくいくと思う方がおこがましい) 再度、成功者に会って 「ここまではうまくいったんですけど、ここからが うまくいかないんです。どうしたらいいですか。」 と教えを乞え。 という話をしまし⇒ 続きを読む | Share it now!
2割の成功者の声を聴くか、8割の落伍者に流されるか-2:8の法則。
「2:8の法則」(「にっぱちのほうそく」と読みます) というのがあります。 「2:8の法則」とは、別名「パレートの法則」 とも言われているもので、 --------------------------- 経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成する うちの一部の要素が生み出しているという理論。 -Wikipedia --------------------------- この法則は、実はいろいろなところで当てはめられて いて、 上のWikipediaでも、以下の項目が立てられているほど。 -----⇒ 続きを読む | Share it now!
「怠る」と「サボる」はどう違う?-類義表現の分析法。
中級以上になると、語彙や文型も初級とは比べ物に ならないくらい膨大になります。 旧日本語能力試験では、2級(今のN2)で語彙6000語、 1級(今のN1)で語彙10,000語でしたから、相当な ものです。 従って、このレベルになると、語彙でも文型でも 似たようなものがたくさん出てくることになります。 もちろん学習者から、 「先生、●●と■■はどう違うんですか。」 といった質問がたくさん出てきます。 しかも、しっかり勉強している学習者であればあるほど、 「そうきたか!」 というような、切れ味鋭い質問をしてく⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む(その12)。
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む シリーズの12回目。 今回で最後となります。 原典はこちら。 『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』 https://bit.ly/39LrGkw 今回は 「II 日本語教師の資格の概要」 のうちの 「2.日本語教師の資格制度の枠組み」 のうち今回は、 「【9】更新講習」 を見ていきます。 現職日本語教師向けの講習といえば、真っ先に 思い浮かべるのが、文化庁が平成31年3月に出し た下記報告書でしょう。 「日本語教育人材の養成・研修の在り方について (⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む(その11)。
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む シリーズの11回目。 原典はこちら。 『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』 https://bit.ly/39LrGkw 今回は 「II 日本語教師の資格の概要」 のうちの 「2.日本語教師の資格制度の枠組み」 のうち今回は、 「【8】経過措置」 を見ていきます。 特に、すでに「有資格者」として現場で活躍 なさっている方や、 今まさに、420時間養成コースに通われている 方にとっては、 とても気になるところではないかと思います。 「もしかして、今の努⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む(その10)。
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む シリーズの10回目。 原典はこちら。 『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』 https://bit.ly/39LrGkw 今回は 「II 日本語教師の資格の概要」 のうちの 「2.日本語教師の資格制度の枠組み」 の後半です。 そのうち今回は、 「【4】資格取得要件 資格取得要件3:学士」 から 「【7】欠格事由」 までを見ていきます。 「【4】資格取得要件 資格取得要件3:学士」 は、要は大卒でなければダメだという話です。 中には、「え~!」という方⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む(その9)。
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む シリーズの9回目。 原典はこちら。 『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』 https://bit.ly/39LrGkw 今回は 「II 日本語教師の資格の概要」 のうちの 「2.日本語教師の資格制度の枠組み」 の後半です。 そのうち今回は、 「資格取得要件2:教育実習」 を見ていきます。 実は、今回の新制度の大きな目玉が、この 【教育実習】です。 これまでの制度では、授業実践力の養成 という部分が必ずしも十分ではありません でした。 例えば、検定試験⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む(その8)。
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む シリーズの8回目。 原典はこちら。 『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』 https://bit.ly/39LrGkw 今回は 「II 日本語教師の資格の概要」 のうちの 「2.日本語教師の資格制度の枠組み」 の後半です。 そのうち今回は、 「資格取得要件1:試験」 を見ていきます。 「新しい試験は、今の試験とどう違うの?」 「やさしくなるの?難しくなるの?」 いろいろ気を揉むこともあるかと思いますが、 いつの時代も変わらないのは、 【コツコツ実力を⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む(その7)。
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む シリーズの7回目。 原典はこちら。 『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』 https://bit.ly/39LrGkw 今回は 「II 日本語教師の資格の概要」 のうちの 「2.日本語教師の資格制度の枠組み」 の前半です。 いよいよ本報告書の本丸ですね。 ここでは、大きく 【1】資格の名称 【2】資格の社会的な位置づけ 【3】資格の対象 【4】資格取得要件 の4項目で述べられています。 では、さっそく読んでいきましょう。 ==============⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む(その6)。
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む シリーズの6回目。 原典はこちら。 『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』 https://bit.ly/39LrGkw 今回は 「II 日本語教師の資格の概要」 のうちの 「1.日本語教師の資格制度創設の目的」 です。 「はやく制度の中身の話をしてくれよ。」 そんな声が聞こえてきそうですが、 それよりももっと押さえておくべきことは、 「そもそも、なぜこのような制度を作る必要が あるのか」 という点です。 なぜなら、そもそもの問題意識や目的意識が制度設⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む(その5)。
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む シリーズの5回目。 原典はこちら。 『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』 https://bit.ly/39LrGkw 前々回お送りした 「I 養成研修体系の中における日本語教師の資格の 位置付け」 の、 「2.日本語教師の資格の位置付け」 の続きから、本セクションの最後までです。 ここでは、本資格の位置づけと、求められる資質・能力 について述べられています。 それでは、早速行きましょう。 ======================= 日本語教師の⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む(その4)。
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む シリーズの4回目。 原典はこちら。 『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』 https://bit.ly/39LrGkw 今回は、本題にあえて入らず、かわってぜひ読んで いただきたいブログをご紹介します。 日本語教師の国家資格について(1) 日本語教育小委員会の役割と今後の動き https://note.com/uichi1113/n/ne6fe9d4f33dd 実際に、今回の国家資格の議論に委員として参画した 武蔵野大学神吉宇一先生のブログです。 内⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む(その3)。
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む シリーズの3回目。 原典はこちら。 『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』 https://bit.ly/39LrGkw やはり、プロであれば一次情報を取りに行く ということが大事です。 伝言ゲームよろしく、人から聞いた話は、 だいたい尾ひれがついています。 だから、何事も根拠のない話、出所の分からない 情報は、50%OFFで聞くぐらいがちょうどいいです。 というわけで、本題へ(^_^) 今回は、 「I 養成研修体系の中における日本語教師の資格の 位置⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む(その2)。
前回から始まりました 『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む シリーズ。 国は、これから外国人との共生社会へと大きく舵を 切り、 その言語面のサポートとして日本語教師の育成の一環 として、 【公認日本語教師】 の制度設計を進めています。 今年中には、最終報告書が出され、制度の実装に動き 出すでしょう。 私たちとしては、国が動き出してから動き出したのでは 一歩も二歩も後れを取ってしまうわけで、 (これを世間では「後手後手」といいます。) 今ある情報をしっかりつかみ、その内容や方向性を分析し、 来る⇒ 続きを読む | Share it now!
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む(その1)。
皆さんは、日本語教師の公的資格化の準備が進んで いるということをご存知でしょうか。 国は、これから外国人との共生社会へと大きく舵を 切ることになり、 その言語面のサポートとして日本語教師の育成の一環 として、 【公認日本語教師】 の制度設計を進めているのです。 そして、去る2月14日、文化庁文化審議会国語分科会日本語 教育小委員会(第99回)が開かれ、 日本語教師の公的資格化の設計図とも言うべき 『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』 https://bit.ly/39LrGkw が了承されました。 ⇒ 続きを読む | Share it now!
ピンチをチャンスに変える-セミナーを現地開催からZOOM開催へ。
冒頭でもご案内いたしましたが、昨今の新型コロナウィルス への対応のため、 4月4日・5日までの全ての篠研セミナー、具体的には、 ◆2020年3月7日(土)・8日(日)9:00-16:30 篠研の「圧巻!日本語教育能力検定試験対策基礎固めセミナー」 ◆2020年3月14日(土)9:00-16:30 研企画 村崎 加代子セミナー 「キーフレーズで一発理解-英語を使った初級文法間接教授法-」 ◆2020年3月15日(日)9:00-16:30 日本語教育能力検定試験スタートアップセミナー -今年こそ、絶対合格!-⇒ 続きを読む | Share it now!
一番大切なのは「相手を自分ごとのように大切にする心」
前回ご紹介した映画、ご覧になりましたか。 神様はバリにいる-Bali Big Brother https://www.youtube.com/watch?v=szTFdBP_d8Y いや~、さわやか! この映画は、インドネシアはバリ島で大富豪 になった日本人の、人情溢れる話なのですが、 実は、この主人公、実在の人物。 「ぜひ一度、アニキに会ってみたい。」 そう思って、バリ島までの旅費をネットで調べて みたら、 高級ホテルでの宿泊込み、5日間でなんと 10万円以下! 福岡発 シンガポール航空利用 ラグジュア⇒ 続きを読む | Share it now!
さわやか!成功の秘訣はすべてバリの大富豪アニキが教えてくれた。
たった今、いい映画を見終わりました! 神様はバリにいる-Bali Big Brother https://www.youtube.com/watch?v=szTFdBP_d8Y いや~、さわやか! この映画は、インドネシアはバリ島で大富豪 になった日本人の、人情溢れる話なのですが、 実は、この主人公、実在の人物です。 私がこの映画を知ったのは、ある人から こちらの本を紹介してもらったのがきっかけ。 『大富豪アニキの教え』 https://amzn.to/381BIgP この本を読みながら、 「この主人公、⇒ 続きを読む | Share it now!
感動、驚愕、共感、納得を伴う学びこそ、真の学び。
もし、今まで経験してきた学習が、 【無感動、無驚愕、無共感、無納得】 なものであったならば、 それは、高貴高潔な【学び】とは程遠い、 単なる無味乾燥な【作業】だった可能性が 極めて高いと思われます。 そもそも高貴高潔な【学び】というものは、 ▼「すばらしい!!」「感動した!」と強い 感動を伴うものであり、 ▼「こんな世界、知らなかったぁ!!」と 驚愕を伴うものであり、 ▼「確かにそうだよなぁ。」「わかるわぁ。」と 震えるような共感を伴うものであり、 ▼「なるほど!」「激しく同意!」と深い納得を 伴うもの ⇒ 続きを読む | Share it now!
検定合格の肝は、「知識のネットワーク」と「人とのつながり」。
あの膨大な出題範囲と、合格率20%台の 検定試験で 【合格】 の2文字を勝ち取る肝、コツ、ポイントは、 「知識のネットワーク」と「人とのつながり」 にあります。 「知識のネットワーク」とは、 膨大な知識をただただ個々ばらばらに暗記する のではなく、 1つ1つの知識が、まるで蜘蛛の巣のような ネットワークを張り、 1つの知識を想起すると、次から次へと芋づる 式に新たな知識が呼び起こされる、 そんな知的状態を言います。 この状態は、知識の歩留まりが非常にいい。 忘れそうになっても、周りの知識とつながって いる⇒ 続きを読む | Share it now!
海外ではすでに熱いビジネス日本語教育。この流れに向け準備せよ!
本メルマガ読者でベトナム在住のY.M様より お便りを頂戴いたしましたのでご紹介いたします。 Y.M様、遠いベトナムからのお便り(eメールだから 関係ないですね(笑))ありがとうございました。 ======================= 篠崎先生と仲間達、の皆さん いつもお世話になっております。 最近ビジネスパーソンの日本語教師について メールがくるようになりましたね。 実は、ベトナムでも私の仕事の半分は会社員に対して です。 特に日系企業の社員(幹部候補生)への日本語教育が主 です。 私が担当するのは⇒ 続きを読む | Share it now!
合格者の声を我が事として受け取れるものだけが今年合格できる。
本メルマガも、おかげさまで10年以上配信しています。 そして、10年以上合格の秘訣や合格者の声をお届けして いますが、 それでも、どういうわけか、合格する人と残念ながら 合格しない人に明確な差が生まれるわけです。 ちなみに、今日判明したことですが、、ポッドキャスト のアシスタンをしている別府大学の留学生チョウカリン さん(台湾出身)も、 なんと、去年の日本語教育能力検定試験に合格したとの こと(^0^)/ 素晴らしいですよね。 これについては、後日改めてご報告いたしますね。 とにもかくにも、 どうして同じ⇒ 続きを読む | Share it now!
勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。
プロ野球の元監督野村さんの言葉に 「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」 というのがあります。 勝つときはたまたま運がよくて勝ったと いうことはあっても、 負けに運が悪くて負けたということはない、 ということなんですね。 つまり、負けるには負けるなりの確固とした 理由があるということ。 今回の検定試験でも合格した人は合格すべく して合格した、という話を以前しましたが、 それ以上に不合格だった方は、残念ながら 落ちるべくして落ちた理由が確実にあるのです。 なので、もし今回の検定試験で図らずも不⇒ 続きを読む | Share it now!
稼げる日本語教師になる!(12)-資本主義の仕組みとルールを知れ!
「稼げる日本語教師」になるためには、 資本主義の仕組みと勝つためのルールを 知らなければなりません。 なぜなら、そもそもビジネスというものは 資本主義の仕組みとルールの上に成り立って いるものだからです。 これは、スポーツでも同じ。 例えば、サッカーの試合に勝つためには、 まずはサッカーのルールを知る必要があります。 ルールもろくに分からないのに、むやみやたらに ボールを蹴ったって、ただただくたびれるばかり。 ちゃんとルールを知ったうえで、自分のチームの 強みや相手チームの弱点を分析し、 どうすれば勝てる⇒ 続きを読む | Share it now!
稼げる日本語教師になる!(11)-顧客の声を徹底的に聴け!
ビジネスのやり始めというのは、 事前にマーケットリサーチをしながらも、 まずは自分の狙った得意分野を核にして商品や サービスをリリースして世に問う、 というのが一般的ではないかと思います。 こうしたサービスの出し方を「プロダクトアウト」 と言います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー プロダクト・アウトとは,企業が開発・生産した製品 を販売促進の強化によって,消費者へ売り込む技術先 行型のスタイルのこと。 ーコトバンク ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 要は、作り手の得意分⇒ 続きを読む | Share it now!
稼げる日本語教師になる!(10)-自分の強みを徹底的に磨け!
本シリーズの第5回で、 「一番になれるエリアを見つける」 というお話をしましたが、 その際、とても重要なことを話しそびれましたので、 今回はその話をします。 それは、一番になれそうなエリアを見つけたならば、 そのエリアについては誰よりも知識・スキルがあると 断言できるほど、圧倒的な実力を身につけることです。 そのためには、とにかく自分の強みを徹底的に磨く ことです。 そうすれば、周囲は 「あのエリアはあの人がいるから、とてもかなわない。 だから、参入はやめよう。」 となり、 結果、そのエリアで唯一無二の存⇒ 続きを読む | Share it now!
稼げる日本語教師になる!(9)-パーソナルメディアを持て!
本シリーズも、今回で9回目。 今まで、さまざまなマインドやノウハウをお伝えして きましたが、すべて私がこの10年実践してきたこと。 すべて実証済みのことです。 ですので、本気で「稼げる日本語教師になりたい。」 という方は、実践してみてくださいね。 いや、やりきってくださいね。 やりきった暁には、そんじょそこらの日本語教師とは 比べ物にならない「稼げる日本語教師」に成長している と思います。 というわけで、今回のお話は、 「パーソナルメディアを持て!」 です。 一昔前、まだインターネットが生まれる前は、 自⇒ 続きを読む | Share it now!
稼げる日本語教師になる!(8)-商いは牛の涎(よだれ)。
「商いは牛の涎(よだれ)」 という言葉があります。 要は、 切れ目なく長く垂れる牛の涎のように 商売も気長く努力せよということ。 これはもう、何度言っても言い過ぎでは ないぐらい重要なことです。 そもそもビジネスに全戦全勝というのは ありません。 ユニクロの社長、柳井氏は「1勝9敗」と まで言っています。 日々、うまくいったりいかなかったり。 3歩進んで、2歩下がるの繰り返し。 その中で、ちょっとした成功体験を大事にし そこから独自ノウハウを積み上げていく。 膨大な試行錯誤、途方もない微細な改善を 延々と⇒ 続きを読む | Share it now!
稼げる日本語教師になる!(7)-まずは小さな一歩を出す。
前回 「ビジネスの種を作りましょう。」 という話をしました。 今まで6回にもわたってお話ししてきましたが、 今までは、すべて 「ビジネスの絵を描く」 という話です。 ですが、絵を描くだけでは何にもなりません。 まさに、「絵に描いた餅」です。 大事なことは、ここから具体的な一歩を踏み出す ということです。 実は、大半の人がこの「最初の一歩」を踏み出し ません。 恥ずかしいとか、不安だとか、目立つのが嫌だ とか、失敗するんじゃないかとか、いろいろ あるのでしょう。 ですが、踏み出さなければ、何も変わりません。⇒ 続きを読む | Share it now!
稼げる日本語教師になる!(6)-エリア×得意分野でビジネスの 種をつくれ!
勢いで始めた本シリーズも、気がつけば 早6回目。 今までのタイトルを挙げると、 (1)なれます!私がその証拠! (2)自分の「幸せ」を定義せよ! (3)目標を具体的に文章かせよ! (4)一流の師匠につけば8割成功! (5)一番になれるエリアを見つける。 今までお話ししたことは、とってもとっても 重要な、ビジネスをするうえでの原理原則 ですので、 ぜひ、これに沿ってご自身のビジネスを立ち 上げてくださいね。 とはいえ、原理原則にフォーカスしているが 故に、細かい部分はかなり端折っています。 また、読者の方の⇒ 続きを読む | Share it now!
稼げる日本語教師になる!(5)-一番になれるエリアを見つける。
いきなりですが、問題。 【日本で一番高い山は何でしょうか?】 はい、富士山。 誰でも知ってますね(^_^) では、 【日本で二番目に高い山は何でしょうか?】 ??????? 正解は南アルプスの北岳。 そう言われても、北岳がどんな山かイメージ できる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。 日本には約1万7千もの山があるそうで、 その中で北岳は2番目なわけですから、 もう少し知名度があっても良さそうなのですが、 私たちの感覚からすると、1番だけがダントツの 知名度で、2位以下はもはや2位も100位も同じ ⇒ 続きを読む | Share it now!
稼げる日本語教師になる!(4)-一流の師匠につけば8割成功!
▼物事がうまくいくか、いかないか。 ▼目標を達成するか、中途半端で終わるか。 ▼成功するか否か。 これらは、 【一流の師匠につくか否か】 にかかっています。 師匠選びで成否の8割が決まると言っても 過言ではありません。 例えば、私が創業半年で累計黒字化し、 丸1年で利益率17%をただき出せたのは、 (この数字の意味を少し説明すると、現在、日本には 約370万社の企業があると言われていますが、うち 約半分は赤字経営と言われています。 その中で、利益率10%を超える企業は、優良企業と 言われます。 それぐらい⇒ 続きを読む | Share it now!
稼げる日本語教師になる!(3)-目標を具体的に文章化せよ!
今回は、前回の「幸せ」の定義とよく似ている 「目標を具体的に文章化せよ!」 という話。 「篠崎!いい加減、稼げる方法を教えろ!」 そんな声が聞こえてきそうですが、土台の マインドが盤石であれば、 実は方法論なんていうのは、いくらでもあり、 また、どうにでもなるのです。 そんな表面的な方法論よりも、行動の土台を 支えるマインドづくりをしっかり行う方が、 長い目で見れば、よほど重要。 多くの方は、この「マインドづくり」を疎か にし、目先の方法論を追いかけてばかりいる から、 ちょっと苦しくなったり、都合が悪く⇒ 続きを読む | Share it now!
稼げる日本語教師になる!(2)-自分の「幸せ」を定義せよ!
世の中には、幸せを実感しながら生きている人と そうでない人がいます。 日々快活に生きている方は前者でしょうし、 日々、不平不満、愚痴が口癖の方は明らかに 後者でしょう。 当然私たちは、同じサービスを受けるのであれば、 前者のような方から受けようと思いますし、 後者のような方のサービスは、おそらくたいして 満足することはないだろうと思うのではないで しょうか。 では、幸せを実感しながら生きている人とそうでない 人の違いは何か。 それは、自分の中で「幸せ」の定義がしっかり言語化 できている人かそうでない人かの⇒ 続きを読む | Share it now!
稼げる日本語教師になる!(1)-なれます!私がその証拠!
先週末のセミナーで、とある参加者の方が 最後の質疑応答で、申し訳なさそうに、 「セミナーの内容と関係ない話なのですが、 質問してもよろしいでしょうか。」 とおっしゃるので、 「どうぞ、どうぞ(^_^)」 と言いましたら、こんなご質問をなさいました。 その方は、教師歴2年で日本語学校を2校掛け持ち している。 ただ、2年たっても時給が低く、授業準備も思いの ほか大変で、正直このまま続けていいものか迷って いる。 本当にこのまま日本語教師を続けて、安定した生活 を手に入れることができるのでしょうか。 というも⇒ 続きを読む | Share it now!
『みんなの日本語』練習Cを発展練習させる凄ワザ!
vol.1298で 「読み手を意識した作文を書かせるための指導アイデア。」 をご紹介いたしましたところ、 早速、読者のN.N様より以下のようなお便りを頂戴 いたしました。 N.N様、お便りありがとうございました(^_^) ======================== 昨日の「読み手を意識した作文アイデア」 今日、早速試したところ大変よい授業になりました。 篠崎先生にお礼を言いたく、メールしました。 できる日本語初中級で「忘れられないことば、好きな ことば」の作文を書くという授業でしたが、どのように し⇒ 続きを読む | Share it now!
再掲!「説明型授業」ではなく「質問型授業」(1)
おかげさまで、先日リリースしたセミナー動画 篠研の日本語の教え方セミナー 「学習者が前のめりになる質問型授業 -説明してちゃダメなんです!-」 https://www.kanjifumi.jp/sitsumongata_doga/ いい感じで売れています(^_^) この質問型授業は、ひとたびそのスキルをマスター すれば、 ▼学習者は授業にどんどん乗ってくるし、 ▼学習効果もどんどん上がるし、 ▼教師もゆとりを持って、授業を楽しめ、 ▼しかも、授業準備の負担も減っていく。 という優れもの。 ぜひ、1人でも多⇒ 続きを読む | Share it now!
日本語教師として自活できるまでは、副業もありではないか。
日本語教師として自活できるようになるまでには、 相応の継続的な努力が必要ですし、 それなりに時間も費用もかかります。 420時間養成講座に通うにしても、約60万円ほどの 費用がかかりますし、修了するのに通常1~2年は かかります。 検定試験に合格するためには、私の経験上1000時間 程度の学習時間が必要です。 それでなんとか日本語学校に就職できたとしても すぐに専任になれるとは限りません。 まずは非常勤で働きながら、経験を積んでいき、 実力が認められ、席があれば専任になれるチャンス が巡ってくる。 場合に⇒ 続きを読む | Share it now!
「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」を読む(最終回)
先日、文化庁から発表された 「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」 https://bit.ly/33JfmP9 を読む。 最終回の今日は、その本丸である 「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」 (令和元年11月8日国語分科会) https://bit.ly/2qTVBFZ の6回目です。 今回は、 「8.日本語教師の資格の社会的な位置付けをどのように することが適当か」 について読んでいきます。 では、早速。 ここでは、以下の6項目が掲げられています。 少し長くなりますが、引用しま⇒ 続きを読む | Share it now!
「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」を読む(6)
先日、文化庁から発表された 「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」 https://bit.ly/33JfmP9 を読む。 第6回の今日は、その本丸である 「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」 (令和元年11月8日国語分科会) https://bit.ly/2qTVBFZ の5回目です。 今回は、 「5.資格取得要件3:学士」 「6.経過措置(「日本語教育機関の告示基準」に定めら れた教員要件を満たす者の取扱い)」 について読んでいきます。 なお、 「7.更新講習の要件」 は、10年先の話ですの⇒ 続きを読む | Share it now!
「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」を読む(5)
先日、文化庁から発表された 「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」 https://bit.ly/33JfmP9 を読む。 第5回の今日は、その本丸である 「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」 (令和元年11月8日国語分科会) https://bit.ly/2qTVBFZ の4回目です。 今回は、 「4.資格取得要件2:教育実習」 について読んでいきます。 今回の制度では実習をかなり重視しています。 確かに、これまでも例えば、 「検定試験に合格しただけで実習経験がなければ なかなか現場で使える人⇒ 続きを読む | Share it now!
「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」を読む(3)
先日、文化庁から発表された 「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」 https://bit.ly/33JfmP9 を読む。 第3回の今日は、その本丸である 「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」 (令和元年11月8日国語分科会) https://bit.ly/2qTVBFZ の2回目です。 この「読む」シリーズ、今回初の試みなのですが、 重要文献をじっくり読めて、いいですね。 去年から日本語教育の将来を大きく動かす重要文献が 矢継ぎ早に出されていますが、 意外とじっくり読む機会はないのではないでし⇒ 続きを読む | Share it now!
「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」を読む(2)
先日、文化庁から発表された 「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」 https://bit.ly/33JfmP9 を読む。 第2回の今日は、その本丸である 「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」 (令和元年11月8日国語分科会) https://bit.ly/2qTVBFZ を何回かに分けて読んでいこうと思います。 最初の今日は、そのうち1ページから3ページに わたって書かれている 「1.資格制度創設の目的」 について読んでいきます。 「いやいや、早く資格の内容に行こうよ。」 そんな声も聞こえてき⇒ 続きを読む | Share it now!
「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」を読む(1)
先日、文化庁から発表された 「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」についての意見募 集の実施について:文化庁 https://bit.ly/33JfmP9 これは、今後政府一丸となって外国人との共生社会を 目指していくに際し、 彼らに対する日本語教育サービスを充実させていくに あたり、 その第一線で活躍する日本語教師を質量ともに充実して いこうという背景の中で、 今まで民間資格でしかなかった日本語教師を公的資格に しよう、 そのために日本語教育に関する公的な認定試験をつくろう という流れから出たもので⇒ 続きを読む | Share it now!
脳内を巣食う「常識」という名の知的バグこそが難行苦行の正体。
今の状態が、本来楽しくて、刺激的で、充実感に 満ちた「学び」とは程遠い「難行苦行」であり、 そして、それが確かに「難行苦行」であるという 自覚、 つまり苦痛を感じて、もがいているにもかかわらず、 目の前に提示された、しかも効果効用の実績のある 解決策に快く手が伸びない理由。 それは、実は時間の問題でもなければ、お金の問題 でもなく、 【解決策として提示された内容が、自分の今までの 経験則とかけ離れているから。】 ではないかと思います。 自分の今までの経験則と異なるものを受け入れる ということは、 ある意味⇒ 続きを読む | Share it now!
本来楽しいはずの「学び」が、なぜ難行苦行になってしまうのか。
本来楽しくて、刺激的で、充実感に満ちたもの であるはずの「学び」という営みが、 なぜ「難行苦行」になってしまうのか。 かつての私を振り返ったり、あるいは篠研に寄せ られるご相談やセミナーに参加なさった方々との 交流から、 その理由がわかってきました。 実はその理由は極めてシンプルかつ明確で、 「楽しくて、刺激的で、充実感に満ちた「学び」 の経験が、難行苦行な学習経験より圧倒的に 少ないから。」 であれば、学習すればするほど難行苦行な学習 経験が増えるわけで、結果、 「勉強って、そもそも大変で苦しくて、辛い⇒ 続きを読む | Share it now!
「学び」とは、本来楽しくて、刺激的で、充実感に満ちたもの。
「学び」とは、本来楽しくて、刺激的で、充実感に 満ちたものであると、私は思います。 なぜなら、「学び」によって今まで知らなかった ことを知り、 分からなかったことが分かるようになるからです。 これは、とても高次な喜びです。 ひとたびこの高次な喜びを知ってしまったら、 「やめられない、止まらない。」 という「かっぱえびせん」状態となり、 学 ぶ ↓ 楽しい、刺激的、充実感 ↓ もっと楽しみたい、刺激が欲しい、充実したい ↓ もっと学ぶ ↓ もっと楽しい、刺激的、充実感 ↓ もっともっと楽しみた⇒ 続きを読む | Share it now!
「かばかり思考」に蝕まれているという前提に立って考えるべき。
昨日の続き。 「○○は、しょせんこれぐらいのレベルだろう。」 という考え方を、私は「かばかり思考」と呼び、 徒然草の一節を引用したわけですが、 そんな古の古典で触れられていながら、今なお 共感できるということは、 この「かばかり思考」はある種の自己防衛のための 人間の普遍的の思考の癖ではないかと思うわけです。 かくいう私も、「かばかり思考」に蝕まれている という強い自覚があります。 気がつくと、 「○○は、しょせんこれぐらいのレベルだろう。」 とか、 「○○は、常識だ。」 とか。 例えば、学生と話している⇒ 続きを読む | Share it now!
あなたの脳内を巣食い、成長を妨げる「かばかり思考」。
以前、私の検定対策セミナーでとある参加者と お話しさせていただいたときのこと。 その方は、たしかすでに私の通信講座も受講 されていらっしゃったのですが、 弊社のサービスを利用するのに、随分迷われた のだそうです。 「だって、篠崎先生のメルマガ、いつも参加者の 方の感想を載せていらっしゃるけど、 どれもこれも先生をべた褒めしたものばかりで、 逆に『これ、本当?』と思ってしまっていたん です。 本当にこれほどいいセミナーなら、先生の高額な 受講料を払ってもいいなぁと思っていたけど、 今まで受けた他のセミナーぐ⇒ 続きを読む | Share it now!
初級文型導入の授業そのものが、ある日突然ガサっとなくなる日。
先週末の2日(土)に開催した 篠研の日本語の教え方ワークショップ 「初級文型導入の授業準備を短縮する方法」 を受講した方々への復習もかねて。 本セミナーの副題は、 「まずは1時間以内、そして30分、最速10分」 なのですが、 セミナーでもお話しした通り、実はもう 「0分」 という時代が、すぐそこまで来ています。 0分とはどういうことかというと、 そもそも日本語教師はもう初級の文型導入の 授業をする必要性がまったくなくなってしまう ということです。 「そんなわけないだろう! じゃあ、いったい誰が文型の導入を⇒ 続きを読む | Share it now!
検定試験合格の秘訣は、すべて警視庁剣道名誉師範が教えてくれた。
去る10月5日、6日。 私は、福岡県行橋で行われた第25回剣道指導者研修会 に参加しました。 昨年も、剣道六段審査の1か月前に参加させていただき、 先生方のご指導のおかげで一発合格しましたので、その 御礼も兼ねて参加したわけです。 ご指導いただいた先生方は、 警視庁名誉師範 範士八段 梯(かけはし)正治先生 警視庁名誉師範 範士八段 濱崎満先生 全剣連理事 教士八段 松下吉進先生 小倉剣道連盟副会長 教士八段 高濱直規先生 という錚々たる講師陣。 特に、梯先生と濱崎先生は全日本剣道界で知らな⇒ 続きを読む | Share it now!
マイナーな専門用語ほど、本文中にヒントや解説がある。
今回は、予定を変更して、 「マイナーな専門用語ほど、本文中にヒントや 解説がある。」 というお話をします。 マイナーな専門用語や意味を取り違えそうな専門 用語について問題文中にその解説やヒントがある ということは、 これまでの過去問でも頻繁に出ていて、 例えば、謙譲語Iと謙譲語IIの区別も問題文中に ちゃんと定義や具体例が示されてあったり、 どんな比喩がメトニミーで、どんな比喩がシネク ドキかなども、問題文中にそれとなく書いてある ことがしばしばありました。 おそらく、出題者が見たいのは受験者がどれだけ ⇒ 続きを読む | Share it now!
100%勝てる準備-成功法則はすべてラグビー日本代表が教えてくれた。
検定試験直前対策セミナーin福岡。 1日目の講演、そしてその後の懇親会が終わった後、 私はホテルで収録した動画のデータをHDDに移しつつ、 ラグビーワールドカップ 日本対アイルランド をテレビで観戦していました。 ハイライト: 日本Vアイルランド https://www.rugbyworldcup.com/video/487760 いや~、すごかったですね(^_^) 世界ランキング2位のアイルランドに19-12の 歴史的大勝利。 最初リードされながらも、後半に入ってから逆転。 試合後半、日本が立て続けに得⇒ 続きを読む | Share it now!
実は、篠研の検定対策セミナー動画が無料で見れていた件。
昨日一昨日のセミナーで受講生の方から 衝撃的な事実を知らされました。 篠研の検定対策基礎固めセミナー動画が 約4時間ほどネットで無料で見られる ということを。 以下、会話の再現。 受講生:篠崎さん、今年の東京会場、他の会場 に比べて、満席になるのが遅かったじゃ ないですか。 私 :そうなんですよ。 受講生:それは今年特有の事情がありまして、 実は、同じ日に他の業者も同様のセミナー を開いているんです。 私 :なるほど! 受講生:しかも、先生のセミナーは2日で4万円 ですよね。他のセミナーは2日で2万円⇒ 続きを読む | Share it now!
「あの赤のポストを曲がると、大学が見えますよ。」はなぜ誤りか。
形容詞の中には、 形容詞「赤い」に対する 「赤いN/赤のN」 同じく「大きい」に対する 「大きいN/大きなN」 同じく「多い」に対する 「多いN/多くのN」 同じく「遠い」に対する 「遠いN/遠くのN」(以上、Nは名詞。) のように、2形態の名詞修飾用法を持つものが 少なくありません。 また、これは学習者にとっても使い分けが難しく、 下のような誤用を引き起こす一因ともなっています。 例)T:リーさん、学生セミナーはどうでしたか。 L:はい、とても良かったです。多い問題について 話し合いました⇒ 続きを読む | Share it now!
比喩の何たるかは、すべて夢路いとし喜味こいしが教えてくれた。(その2)
前回、比喩について基本的なところを 確認しました。 ここ、すごく大事なところですし、 インテイクしていない方が多いと思われ ますので ポイントを再掲しますね。 ========================= 比喩の種類 比喩表現には、シミリー(直喩)、メタファー(隠喩)、 メトニミー(換喩)、シネクドキ(提喩)の4つがあります。 (10)シミリー(直喩):「~のような」「~みたいな」 といった表現を伴うことで、比喩表現であることを明 示した比喩表現。 例)リンゴのような頬。 (11)メタ⇒ 続きを読む | Share it now!
話し合いの授業が盛り上がらない原因を検定試験の過去問から学ぶ。
「話し合いの授業が盛り上がらない。」 そんな悩みを持つ日本語教師は結構多い ようです。 同じ会話の授業でも、例えばロールプレイや ゲームやインタビューであれば、 だいたい活動の内容や手順もはっきりして いるので比較的進めやすいですが、 ディスカッションといったクラス全員で 話し合うような活動となると、 「話題を振っても返ってこない。」 「話をするのはいつも決まった学習者だけ。」 「話が横に広がるばかりで前に進まず、 まとまらない。」 となって、 「う~~む。どうしたものか。」 と悩むと。 &⇒ 続きを読む | Share it now!
「これが文化変容ってやつか!」と腹落ちした今日(その1)
昨日、6万円のTシャツを着る留学生の話を しましたが、 実は、その前後に面白い文脈があり、 今日の私の授業での出来事とつなげて考えると、 「なるほど!これが文化変容ってやつか!」 と、驚き、発見、納得、感動を覚えましたので、 今回から数回にわたってお話ししようと思います。 その前にまず「文化変容」の定義を確認。 通信講座「篠研の検定対策」講義資料 「No.086 異文化受容・適応」 で、以下のように定義しています。 「空間的または時間的な意味において、 異文化に触れて起こす文化変化のこと」 ⇒ 続きを読む | Share it now!
知識の穴を埋めクオリティを上げていく苦(くる)楽しい喜び。
通信講座の講義資料のクオリティをあげるにあたり、 「どうせなら検定試験の過去10年分を見直し、 抜けている項目を追加していこう。」 と決め、取り組み始めたのが1年半前。 最初思いついた時は、 「さすがに10年分は無理かな。」 とも思ったのですが、 「1年で無理なら数年かかっても構わない。 とにかく10年分すべての問題を講義資料に 反映すれば、 受講生の誰も教材と試験のギャップを感じず、 普段の学習が即検定合格や現場の実践力に 繋がる鉄壁の教材になるはずだ。」 そう思い、思い切って始めることに⇒ 続きを読む | Share it now!
検定試験を「試験のための試験」と言って憚らない講師についてい くことの愚。
冒頭の原田様のご感想にもある通り、 また、本メルマガでも再三にわたって お伝えしている通り、 「検定試験は指導ネタの宝庫」 です。 検定試験で学んだことは、当たり前と言えば 当たり前ですが、 試験に合格して、晴れて教壇に立ってからこそ 役に立つものです。 私は、これは検定試験対策をする講師の間では 当然の理だと思っていました。 しかしながら、私のセミナーを受講なさる、 決して少なくない方々が、 「私が通っている養成講座の先生は 『検定試験は試験のための試験だ。 現場とは違う。』⇒ 続きを読む | Share it now!
レベルもニーズも国籍も全く違う学習者クラスの授業運営法。
以前、本メルマガの読者の方から 「日本語のレベルもニーズも国籍も全く違う 4人のクラスを週1(土曜日)2時間で 担当することになったのだが、 全員がスキルアップできるようにするためには どのように教えたらいいか。」 というご相談をいただきました。 その4人の学習者というのは、 ・今年日本に来た中学3年の中国人、 ・ベトナム人でN3を目指している男性(IT関係)、 ・これから大学受験(数学)を控えたタイ人の女性 N2をめざして いる、 ・あいうえおがわからない(英語は上手に話せる) バングラデ⇒ 続きを読む | Share it now!
いつもの範読がスリリングに活動に変わるフィンガー・リーディング。
今回は、こちらの書籍から。 畑中豊『教師必携!英語授業マネジメントハンドブック』 https://www.amazon.co.jp/%E6%95%99%E5%B8%AB%E5%BF%85%E6%90%BA-%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E6%8E%88%E6%A5%AD%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E7%9B%⇒ 続きを読む | Share it now!
中級以上の学習者に論文力を身につけさせたいなら、この教材。
「留学生に論文力を身につけさせたいけど、 ちょうどいいテキストがない。」 とお悩みの方はいませんか。 かくいう私も、数年前、大学で作文の指導を していた時、いろいろな市販教材を試して みましたが、 いきなり600字とか800字のタスクで、 「今の学習者には、ハードルが高い。」 と感じたり、 解説の日本語が難しすぎて、 「この説明が分かる留学生なら、 そりゃ論文の1つも書けるでしょーよ。」 と一人ツッコミをしてみたり、 なかなか上手くいきませんでした。 そんな時、この教材が役に立ちます。 倉八⇒ 続きを読む | Share it now!
